最近参加した講習会について~201908~

<4月7日 MFA講習会アドバンスコース第3回 >
再受講です。一度目では聞き漏らしていたことがあることがわかり、ブラッシュアップできました。 

<5月5日 MFA講習会アドバンスコース第4回 >
GWの真っ最中です。飛行機も宿も高くかつ取りにくく、なぜこの日なんだと少しぼやきつつ。 

<5月12日 体験実習で学ぶ口腔機能低下症の診断と対応(東 松尾浩一郎先生(藤田医科大医学部歯科・口腔外科講座) >
開業して18年目。当院の患者さんの平均年齢も上がりつつあります。以前はきれいに自己管理出来ていた方も、高齢になるとともに唾液の減少や、頬、舌の筋力低下、歯磨きがうまく出来ないことなどから虫歯や歯周病が増加する傾向にあります。そして身体の機能低下(フレイル)と口腔機能の低下(オーラルフレイル)は関連があります。多疾患、多障害の時代における歯科治療とは、全身を含む感染予防として、口腔ケア、歯周治療、外科処置があり、栄養改善のための歯科治療として入れ歯などの修復治療と栄養指導、摂食嚥下に対する治療があります。 

<6月2日 ミラクル義歯FR会員講習会(大阪) >
ミラクル義歯を導入して9年ほど経ちました。維持装置など少しずつ変化があるので、毎年講習会には出席してブラッシュアップしております。 

<6月9日 モリタデンタルセミナー 「コンポジットレジン修復の発想転換」(札幌)田代浩史先生 >
一昔前に比べると、歯に詰める白い材料(コンポジットレジン修復)も、接着剤を含めてずいぶん信頼性が上がり、術式も整備されてきました。より自然らしく見えること、という患者さんの希望もあります。今後ハンズオンセミナーでの実習参加も予定しています。 

<6月22日 「歯科外来診療環境体制に係る研修」「在宅療養支援歯科診療所に係る研修」「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所(か強診)に係る研修」「院内感染防止対策に係る研修」 北海道保険医会(札幌) >
施設基準に関わる講習です。 

<7月7日 開業医のための予防歯科セミナー 第35期 (東京) 芳賀浩昭先生 >
当院でも予防歯科のシステムを確立しようと、以前からいろいろ取り組んでおります。このセミナーは東京のいしかわ歯科医院の取り組みが主体となっており、数年前から参加を検討していたのですが、他の講習会と被ったりしてようやく今回受講しました。内容的にはすでに当院でも行っていることが多かったのですが、方向性に間違いがないことが確認できました。 

<7月14日 MFAアドバンスコース 最終回(大阪) >
本来は6月に東京受講予定でしたが、ミラクル義歯の講習会と被ったため、大阪コースに変えてもらいました。 

<7月21日 CHILDENT(チャイルデント養成講座)第1回 (東京)   MFA顎顔面機能咬合研究会 >
子どもの成長発達に伴う不正咬合状態が、以前よりも多く見られるようになってきました。

例えば永久歯に生え変わるときに、上下の前歯で下の歯のほうが、上の前歯よりも前方に生える反対咬合になると、この状態が自然に改善することはありません。かと言って、すべての永久歯が生えそろうまで待ってから矯正治療することには異論も多いです(ただしこの逆の意見もあります)。

この講習会は矯正治療がメインではなく、なぜそうなるのか、どう対応するのがベターなのかを考察します。 
さらに理論的に理解しながら、現場ではどのように取り組むべきか、多くの装置や手法は、どのタイミングで使い、どのように調整していくもので、についてどのタイミングで次の手に移行するべきかなど、実際の症例を基に示していくとなっています。

ちなみにこの第1回では実際に数種類の哺乳瓶から水を吸い飲む、という実習がありました。母乳哺育に固執するわけではなく、ただ顎などの成長発育においてあまりに吸いやすい哺乳瓶では舌や、唇、頬などの筋肉に適切な負荷がかからず、このことも不正咬合の一因となりうるという考え方が示されました。実際、ヌークという哺乳瓶ではかなり舌の力を使わないと吸えませんでした。時間もかかります。実際のところ、現状では決められた時間内に飲ませることができる(大人の都合)ような哺乳瓶が売れ筋なんだそうです。

また、徳川家の将軍の骨格を調べた書籍から、食事が柔らかいものに偏っていくと、顎の骨,噛み合わせにも大きな影響を与えることが推測されることなどの紹介があり、乳幼児のころから正しい食生活を送ることが不正咬合の予防につながる可能性について再認識できました。

<7月28日 5DJapan講習会 福西先生による現代エンドの最新トピックス 福西一浩先生 (札幌) >
歯の治療において、根管治療は歯周病治療とともに非常に重要で、文字通り土台(基礎工事)となります。その成功率をいかにして上げるか、他の疾患と絡みあう場合の考え方、などについて症例供覧と共に説明してもらい、参考になりました。