最新情報

新年あけましておめでとうございます。

今年は東京オリンピックがあり、マラソンは札幌で見ることが出来ます。本州にいる北大歯学部の同級生も何名かマラソンを見にやってくるようです。オリンピック後に予想される不景気は怖いけれど、やれることを地道にやっていくしかないですよね。

歯科の世界も新しい治療法や考え方などが出てきております。漫然と診療だけしていると時代に遅れてしまいかねません。変わらない根幹の部分は大事にしつつ、今年もアンテナを張っていろいろ吸収していきたいと考えています。本年もよろしくお願いいたします。

 

最近参加した講習会について~202001~

<11月30日、12月1日    医療従事者全ての人に届けたい「西田 亙のすべて」in 札幌 西田亙先生 (札幌)>
西田先生は愛媛県松山市の糖尿病内科院長です。最近は歯周病と糖尿病の関連などについて、執筆や全国で講演活動を行っておられます。

30日はデンタルインタビュー(歯科における医療面接)のロールプレイング(患者サイドの感じ方を体験する)を交えた説明でした。

1日は口腔内の炎症が原因で全身に与える影響について、エビデンス(研究報告)と、実際の患者さんの症例の紹介があり、非常にわかりやすく講演されました。なによりも、話し方がうまく、同伴した(うれしいことに自主的に参加希望しました)当院の衛生士3名も興味を持って聞いてくれ、講演後には西田先生との写真も撮らせてもらっていました。

<12月15日 診断チャートでよくわかる痛み主訴への対応 福田謙一先生 (東京)>
歯医者に来る患者さんは痛みを主訴とする場合がかなり多いです。そしてそのほとんどは虫歯や親知らず部の炎症などで、治療の方向は比較的はっきりしていますが、なかには痛みの原因がはっきりしないケースがあります。

推測で歯を削ったり、あるいは抜いたりすることはできません。原因が歯ではないにもかかわらず、歯が痛いと感じる場合もあり、「非歯原性歯痛」といいます。

非歯原性歯痛の原因は筋肉、神経障害、血管、心臓病などが挙げられます。福田先生は東京歯科大学で口腔顔面痛のスペシャリストで、このセミナーでは痛みの鑑別を診断チャートを用いて行う方法を主に、各種鎮痛剤の使い方診断において見逃してはいけない症例と対応法などがレクチャーされました。なかなか面白く拝聴させていただきました。

12月の医院からのお知らせ

診療スケジュールのご案内

12月29日(日)~2020年1月5日(日)まで、
年末年始の休診とさせていただきます。

どうぞよろしくお願いいたします。

最近参加した講習会について~201912~

10月19,20日  日本補綴歯科学会東北・北海道支部学術大会(郡山)
代議員会および専門医講習会に出てきました。

10月27日  Vキッズ講習会 (札幌) 神山明子先生
 Vキッズとは主に3歳から5歳までの口腔育成を目標とした装置です。私がよく受講しているMFAでも紹介されていたことがあり、札幌で講習会があるというのを知って参加しました。この会でも子供の成長に口腔が密接にかかわっており、口腔の発育が子供の全般的な成長を先導すると考えています。歯型を採り下の歯にVキッズ(マウスピース)を夜間のみ装着することによって、いろいろプラスの変化が生じるというものです。歯並びの改善を主目標にしているわけではありません。MFAのコンセプトと繋がるところも多い講習会でした。

11月9,10日 コンポジットレジン修復の発想転換Ⅱ―ここまでできる!ダイレクトレストレーション―(東京) 田代浩史先生
 最近、自分も歯の治療に保険の金属の使用を極力控えたいと考えています。とはいえ金属には金属のメリットがあるので、ケースバイケースですが。田代先生はコンポジットレジンの治療に長けており、2日にわたってハンズオンで実地講習が受けられるので参加しました。この材料が金属よりも全面的に優れているわけではないのですが技術的に参考になる部分がいろいろありました。

11月24日  MFA講習会チャイルデント養成講座第4回(最終回) (大阪)
 この講習会も最終回となりました。本来は10月19日に東京であったのですが、補綴学会の支部会と重なったため大阪に振り替えてもらいました。

じつはしばらくの間てっきり支部会が12日だと勘違いして、チケットも12日で予約していました。知人も支部会に行くというので、便の相談をしていたら日程を間違っていることを指摘され初めて気づきました、苦笑。無事に大阪で受け終わったのですが、今度はこれのアドバンスコースが・・・なんだかタケノコ剥ぎのようですが、乗り掛かった舟なのでこれも受講予約しました。

ちなみに大阪でも嵐の3日連続コンサートがあったので、帰りの便が取れずやきもきしたのですが、伊丹から羽田、羽田から千歳の乗り継ぎで1席取れたので無事に帰ってこれました。とはいえ講習会が16時に終了して伊丹千歳直通なら通常9時から10時台で帰宅できるところが帰宅したらほぼ零時!かなり疲れました。

忍者式口臭予防と毒だしうがい

先日週刊雑誌を読んでいたら「忍者式健康法」というのが載っていて、その中のメインが「忍者式口臭予防」というものでした。口臭が気になるときにフリスクなどを食べると逆に口が乾燥して却ってにおいが出やすくなる。唾液がたくさん出た方が口臭は減る、というわけです。

やり方は、口の中で歯ぐきや歯の裏側などをなぞるように舌を右に10回、左に10回程度回すというものです。隠密に行動しなければいけない忍者が口臭で見つかるわけにいかないですから。1,2分舌で舐めていると潤いを感じてくることが多いです(もちろん個人差あります。)

健康で新鮮な唾液は抗菌力も高く、新鮮な唾液で口の中が潤っていれば悪玉菌も増えにくく口臭はでにくいです。

逆に口で呼吸ばかりしていたり、適度に舌が動いていないと舌の表面にも細菌の汚れが増え口臭が増えます。もう少し知りたければグーグルやヤフーで「忍者 口臭」などで検索してください。

口臭の主な原因の1つは悪玉の歯周病菌です。これが増えるとインフルエンザにもかかりやすくなる、などとも昨今は言われています。

毒出しうがい照山裕子先生が名を付けて提唱している口ゆすぎの方法です。特別な新しい方法というわけではないのですが、一般に皆さんのうがいの方法を診療室で見ていると、もっとしっかりとゆすいでいただきたく感じていたので紹介します。

毒だしうがいは、口に含んだ水を勢いよく歯にぶつけることで、水圧を利用して、食べかすや原因菌を一気に洗い流すんです。口臭や歯周病の原因となる、食べかすやばい菌を、効率よく取り除けますとのことです。

【1】 少量の水を口に含む
30ミリリットルほどの水を口に含んで口を閉じ、正面を向きます。

【2】 水を上の歯に10回ぶつけ、吐き出す。
口を閉じたまま、口に含んだ水を上の歯に向けて強く速くぶつけます。
クチュクチュと音がでるくらい勢いよく行うのがポイント。10回ぶつけたら、水を吐き出します。

【3】 下、右、左の歯も同様に、1~2の手順でうがいをする
1と同様に口に水を30ミリリトットルほど含んで口を閉じ、口に含んだ水を下の歯に向けて、強く早く10回ぶつけて、水を吐き出します。同様の手順で、右の歯と左の歯も行います。

ポイントは
①水量(約30ml)
②音を出す
③速くゆすぐ
です。(これも「毒出しうがい」で検索すると出てきます。)

毒出しうがいは水以外にも緑茶(できれば濃い目の粉末茶)でやるのも効果的ですし、GUM(サンスター)やシステマ(ライオン)、モンダミン(いろいろ種類ありますがNEXTがいいです)などのアルコールを含んでいない液体ハミガキやデンタルリンスでもいいです。

できるだけ頬や舌などにいろいろ運動させると、唾液の出がよくなるとともに筋肉が賦活され、小顔になったり顎の調子も改善するなど一石二鳥の場合もありえます。
それでも口臭が気になる場合は、市販のものではなく歯科医院で取り扱っている二酸化塩素等を成分とするスプレーや洗口剤が一時的にですが口臭を消すことができます。

10月の医院からのお知らせ

診療スケジュールのご案内

10月19日土曜日 補綴歯科学会支部会出席のため休診
10月22日火曜日 祝日のため休診

最近出た講習会

  • 8月18日 チャイルデント育成講座第2回(東京) MFA顎顔面機能咬合研究会主催
    7月から始まったコースの2回目です。
  • 9月1日 歯周内科ベーシックセミナー(東京) 国際歯周内科学研究会 津島克正先生
    当院は以前から同研究会の会員であり、希望される方には歯周病治療に抗菌薬治療を併用して歯周病原因菌の除菌療法を行っています。本年から原因菌を遺伝子的に同定するDNA検査を取り入れ、より精度の高い治療が可能になりました。実際に効果が高い感触を得ています。このセミナーへは知識のブラッシュアップのために参加しました。
  • 9月15日 チャイルデント育成講座第3回(東京)
    3回目です。自分にとって興味ある知見が得られました
    次回が最終回なのですが、補綴学会と被ってしまったので、11月の大阪分に振り替えていただいたのですが・・・早割で飛行機を確保しようとしたらすでにかなり埋まっていました。連休とはいえ何故???と不思議に思ったのですが、理由が判明しました。嵐です!嵐のコンサートが3連荘で大阪であり、そのため非常に混んでいるのです。たしかに嵐は札幌ドームの公演でも、街は地下鉄内も含めて普段と一変しますから。帰りの便がキャンセル待ちなのですが、確保できない可能性が高いかも。嵐恐るべし!

適切なフッ素使用でむし歯予防を

秋風が気持ちいい、過ごしやすい季節になりました。

外で元気に遊ぶ子どもたちの笑顔にも白い歯が光ります。

北海道の秋は本州よりも短く感じます。

秋の先には冬がすぐそこに控えています。(当たり前ですね、笑)

子どもの歯は大人に比べてむし歯になりやすいものです。

主な理由として

・乳歯や生えたての歯は大人に比べて歯質が弱い

・歯列がでこぼこして整っておらず、歯が磨きにくい

(特に永久歯で奥に生えてくる6歳臼歯は要注意です!)

などの他に、幼児は歯を磨くのを嫌がったり、学童期になると親の仕上げ磨きがなくなり、歯磨きが不十分になったりすることも要因になっているかと思います。

子どものむし歯予防で一番に思い浮かぶのは「フッ素塗布」という方が多いのではないでしょうか。フッ素塗布には歯のエナメル質強化、歯を溶かす酸に対する抵抗力アップ、溶け出した成分を戻す再石灰化を促す作用などがあります。

最近は市販されている歯磨き剤のほとんどにフッ素が配合されています。

市販の歯磨き剤にはフッ素濃度100ppmほどのものから1,500ppmまで幅がありますが、年齢によって適切な濃度は異なりますので、ご注意ください。

歯科医院での定期検診とフッ素塗布、ご家庭での適切なケアの併用でお子さまの歯の健康を守りましょう。ある程度大きなお子さんでも、しっかり歯磨きができているかたまにはチェックしてあげてください。ただし、一番大切なことは普段の食生活(ダラダラ食べ、飲みをしない、甘いものの摂り過ぎ、飲み物で流し込まずによく噛んで食べるなど)なんです。

そして、フッ素は子供だけではなく、大人の虫歯予防にも非常に有効なことが調査ではっきりしています。大人の方も(そこそこ)正しい食生活とフッ素歯磨きでのセルフケアと、歯科医院での定期的なプロケアで、虫歯と歯周病の予防、管理がかなり可能です。歯医者を上手に利用してください

スポーツドリンクって体に本当にいいの?

札幌でも少し前まで夜も寝苦しいくらいでしたが、昨日今日(8月14日)は日中はそれなりに気温が上がるものの、夜風は少し涼しくなってきました。大通りのビアガーデンも今日が最終日。今夜ちょっと行ってきます。 

全国的にはまだまだ暑く、TVコマーシャルでは水分補給に「ポ〇リ飲まなきゃっ!」と1年中やっています。 
ポカリス〇ェット、アクエ〇アスなど、いろんな種類のスポーツドリンクがありますが、本当に体にとっていいものなのでしょうか? 

いろんな意見があるのですが、とりあえず食品添加物などは除外して考えます。たいてい、スポーツドリンクは冷やして飲みますが、おいしく感じるようにするためか、砂糖分が多量に入っているものがあります(市販の経口補水液はスポーツドリンクほどおいしくありません)。なかには500mlのペットボトル33グラム(スティックシュガー10本強)のものもあり、本当に糖分を必要とはしていないたいがいの場合は一時的な高血糖状態となり、それを下げるように血糖値の乱高下が起こると言われています(グルコーススパイク)。体にはそれなりに負担となります。 

汗を多量にかいたときは水分とともに、塩分などミネラル補給は必要ですが、スポーツドリンクでなければならないわけではありません。 

歯科の視点から見ると、スポーツドリンクは「糖分と酸性度」が気になります。糖分はもちろん虫歯を作る大きな原因です。

そして、スポーツドリンクに限らない話なのですが、飲み物には酸性のものが多くあります。PHが5の半ば以下(中性はPH7)になると、歯のエナメル質を溶かすようになります。これが進むと酸蝕歯という状態になってしまいます。

唾液で洗い流し中和する力(緩衝力)が十分にあれば、この状態は回避できるのですが、スポーツドリンクを凍らせたり、水筒に入れて少しずつ飲んだりしていると、唾液の力が及ばず酸蝕歯や虫歯となる可能性があります。飲んでいけないわけではないけれど、他の飲料ともども飲みすぎや摂り方に注意したほうがいいと思います。(塩を一つまみ入れた)麦茶やマヌカハニーなど使った手作り経口補水液もミネラル分と水分補給にはいいですよ。

水分補給で歯が痛くなる!?

こんにちは、院長の中北です。

8月も中旬となり、台風の影響が心配されましたが甲子園の試合も再開され、こちらは熱戦が繰り広げられているようですね。

梅雨が明け、暑くなると飲む機会が増えるのが「スポーツドリンク」。たくさん汗をかいた時に失われがちな成分が補われるものとして、お子様の夏の水筒の中身は常にコレ!というご家庭も多いのではないでしょうか。

しかし、水分補給には良いスポーツドリンクですが、実は歯にとって良いものとは言えないんです。

皆さんは「酸蝕歯」という言葉をご存知でしょうか。

酸性度が高いものが頻繁に歯に触れることによって歯の外側を守っているエナメル質が溶かされ、そのまま再石灰化されずに溶かされ続けてその下の象牙質がむき出しになり、痛みを感じるようになってしまうものです。これは細菌が原因であるむし歯とは異なるものです。

実はスポーツドリンクは酸性度が高く、酸蝕歯のリスクが高い飲み物。

最近は水筒やペットボトルで持ち歩く人が多く、酸性になった口内を唾液の力で中性に戻そうとしているところにまた飲む…とうことが繰り返されるため、酸蝕歯になる方が増えています。

蝕歯を防ぐには、「口内を酸性にしたままにしない」ことが大切。スポーツドリンクはだらだら飲み続けない。また、飲んだら水やお茶を飲み、口内をすすぐことが大切です。

また、唾液は酸を洗い流して中和する力があり、また歯の再石灰化を促してくれる、歯の健康にとっては欠かせない存在です。ガムを噛むと普段の4倍ほど唾液が出るといわれますので、活用してみてください。(もちろん歯に良いものを選んでくださいね!)

これからの季節特に美味しいビールや酎ハイ、コーラやワインなども気を付けたい飲み物です。これからの季節、どうしても飲みたくなるこれらの飲み物。歯の健康に気をつけながらおいしく飲んでくださいね。間違っても酔ってそのまま眠り込んでしまうことのないようにしてください!!

最近参加した講習会について~201908~

<4月7日 MFA講習会アドバンスコース第3回 >
再受講です。一度目では聞き漏らしていたことがあることがわかり、ブラッシュアップできました。 

<5月5日 MFA講習会アドバンスコース第4回 >
GWの真っ最中です。飛行機も宿も高くかつ取りにくく、なぜこの日なんだと少しぼやきつつ。 

<5月12日 体験実習で学ぶ口腔機能低下症の診断と対応(東 松尾浩一郎先生(藤田医科大医学部歯科・口腔外科講座) >
開業して18年目。当院の患者さんの平均年齢も上がりつつあります。以前はきれいに自己管理出来ていた方も、高齢になるとともに唾液の減少や、頬、舌の筋力低下、歯磨きがうまく出来ないことなどから虫歯や歯周病が増加する傾向にあります。そして身体の機能低下(フレイル)と口腔機能の低下(オーラルフレイル)は関連があります。多疾患、多障害の時代における歯科治療とは、全身を含む感染予防として、口腔ケア、歯周治療、外科処置があり、栄養改善のための歯科治療として入れ歯などの修復治療と栄養指導、摂食嚥下に対する治療があります。 

<6月2日 ミラクル義歯FR会員講習会(大阪) >
ミラクル義歯を導入して9年ほど経ちました。維持装置など少しずつ変化があるので、毎年講習会には出席してブラッシュアップしております。 

<6月9日 モリタデンタルセミナー 「コンポジットレジン修復の発想転換」(札幌)田代浩史先生 >
一昔前に比べると、歯に詰める白い材料(コンポジットレジン修復)も、接着剤を含めてずいぶん信頼性が上がり、術式も整備されてきました。より自然らしく見えること、という患者さんの希望もあります。今後ハンズオンセミナーでの実習参加も予定しています。 

<6月22日 「歯科外来診療環境体制に係る研修」「在宅療養支援歯科診療所に係る研修」「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所(か強診)に係る研修」「院内感染防止対策に係る研修」 北海道保険医会(札幌) >
施設基準に関わる講習です。 

<7月7日 開業医のための予防歯科セミナー 第35期 (東京) 芳賀浩昭先生 >
当院でも予防歯科のシステムを確立しようと、以前からいろいろ取り組んでおります。このセミナーは東京のいしかわ歯科医院の取り組みが主体となっており、数年前から参加を検討していたのですが、他の講習会と被ったりしてようやく今回受講しました。内容的にはすでに当院でも行っていることが多かったのですが、方向性に間違いがないことが確認できました。 

<7月14日 MFAアドバンスコース 最終回(大阪) >
本来は6月に東京受講予定でしたが、ミラクル義歯の講習会と被ったため、大阪コースに変えてもらいました。 

<7月21日 CHILDENT(チャイルデント養成講座)第1回 (東京)   MFA顎顔面機能咬合研究会 >
子どもの成長発達に伴う不正咬合状態が、以前よりも多く見られるようになってきました。

例えば永久歯に生え変わるときに、上下の前歯で下の歯のほうが、上の前歯よりも前方に生える反対咬合になると、この状態が自然に改善することはありません。かと言って、すべての永久歯が生えそろうまで待ってから矯正治療することには異論も多いです(ただしこの逆の意見もあります)。

この講習会は矯正治療がメインではなく、なぜそうなるのか、どう対応するのがベターなのかを考察します。 
さらに理論的に理解しながら、現場ではどのように取り組むべきか、多くの装置や手法は、どのタイミングで使い、どのように調整していくもので、についてどのタイミングで次の手に移行するべきかなど、実際の症例を基に示していくとなっています。

ちなみにこの第1回では実際に数種類の哺乳瓶から水を吸い飲む、という実習がありました。母乳哺育に固執するわけではなく、ただ顎などの成長発育においてあまりに吸いやすい哺乳瓶では舌や、唇、頬などの筋肉に適切な負荷がかからず、このことも不正咬合の一因となりうるという考え方が示されました。実際、ヌークという哺乳瓶ではかなり舌の力を使わないと吸えませんでした。時間もかかります。実際のところ、現状では決められた時間内に飲ませることができる(大人の都合)ような哺乳瓶が売れ筋なんだそうです。

また、徳川家の将軍の骨格を調べた書籍から、食事が柔らかいものに偏っていくと、顎の骨,噛み合わせにも大きな影響を与えることが推測されることなどの紹介があり、乳幼児のころから正しい食生活を送ることが不正咬合の予防につながる可能性について再認識できました。

<7月28日 5DJapan講習会 福西先生による現代エンドの最新トピックス 福西一浩先生 (札幌) >
歯の治療において、根管治療は歯周病治療とともに非常に重要で、文字通り土台(基礎工事)となります。その成功率をいかにして上げるか、他の疾患と絡みあう場合の考え方、などについて症例供覧と共に説明してもらい、参考になりました。