高齢者のお口の機能低下について

元町駅前の歯医者、なかきた歯科クリニックです。

新緑

こんにちは。新緑が美しい季節になって参りました。とはいえ天候が変わりやすく25日の日曜日の札幌は一日中雨で最高気温も11度くらいでした。

こんな天気の中今日は前から決まっていた同窓会のゴルフコンペに出てきました。雨や気温は前の日から分かっていたことでプライベートなら絶っっ対にやめているのですが、重い腰上げて行ってきました。

せっかくのゴルフなので楽しみたかったのですが、寒いし修業しているようでした。次の機会ではこの写真のような天気の時に行きたいと思います。

高齢になると体に少しずつ不調が出てくるものですが、お口も例外ではありません。こんなことに心当たりがある方はいませんか?

・口が乾きやすくなった
・食事の際に食べこぼしが多くなった
・むせやすくなった
・飲み込みにくくなった
・食事に時間がかかるようになった
・食べ物が口に残るようになった
・発音や滑舌が悪くなった
・口臭が強くなった

このような症状は「口腔機能低下症」という、お口の機能が低下している状態です。

お口の機能が低下常体

◎唾液分泌量の減少
唾液が減少すると「話しづらい、食べにくい」など、日常生活に影響が出るほか、お口の中の細菌が増殖しやすい環境となるため、口臭が強くなったり、歯周病やむし歯のリスクが高まり、それに伴って歯を失うことがあります。咀嚼機能に影響が出て、硬いものが食べづらくなり、柔らかいものや食べやすいものを中心に食べるようになり、栄養が不足したりバランスが崩れやすくなります。

◎舌や唇の動きの低下
唾液分泌量の低下に加えて舌や唇の動きの低下があると、はっきりとした発音や、スムーズに話すことがさらに難しくなります。

また、お口の中で食べ物を動かしたりまとめたりすることが難しくなり、お口の中に食べ物が残りやすくなったり、飲み込むことが困難になります。

◎社会参加の減少
食事や人との会話が難しくなってくると、人と交流することが億劫になり、外出が減ることにつながります。

また、歯が少なくなったことにより、見た目を気にして人に会いたがらない方もいます。外出や散歩などの適度な運動が減っていき、徐々に筋力が低下してしまいます。

歯科での説明

口腔機能低下症はお口の中の問題だけで済まず、身体や心の健康、認知機能の低下、社会とのかかわりにも影響を及ぼす重大な問題です。

口腔機能低下症の検査は歯科医院で受けることができます。ご自身やご家族に心当たりがあるようであれば、まずはご相談ください。