東豊線元町駅前すぐのなかきた歯科クリニックのブログです。
つい3週間ほど前、10月の初めころは半袖だったのに、気が付けばもう秋を通り越して冬になった感じです。
冬に備えて今週末タイヤ交換の予定です。日に日に寒くなってきますので、忙しい年末に向けて健康に気を付けて過ごしましょう!と言っている言葉の尻からスタッフ(ブログの話題にもなった衛生士の一人)がインフルエンザA型に罹患してしまってお休みしています。さらにもう一人、お子さんがやはりA型とのことで数日間休まざるをえない状態です。まあ、コロナの時の世の中全体の先行きの閉塞感を思えば、このくらいなんとかなります。幸い他のメンバーは健康ですし、一人は5日間の静養で十分快復し明日から復帰します。皆さんも手洗い、うがいに留意してお過ごしください。
それから、「鼻うがい」というのをご存じでしょうか?見た目的にはなんだかそそられるものではありませんが、実際に続けると効果を感じます。(個人の感想です)
興味があればやってみてください。
朝起きるとお口が臭いなぁと思いませんか?これは強弱はありますが、誰でも起きる生理的現象です。特に起床時は一日の中でも口臭が強い時間です。
この口臭の一番の原因は口腔内の細菌が食べかすや死んだ細胞を分解する時に発生する臭気ガスです。この現象は生理的口臭と呼ばれます。
では、なぜ起床時に生理的口臭が強くなるのかというと、次のような理由があります。
① 就寝中は口腔内を洗浄・抗菌する役割を持つ唾液の分泌が減る
② 空気を嫌う口腔内の細菌が多いため、お口をずっと閉じている就寝中に繁殖・活動が活発になる
③ そのため、臭気ガスが発生しやすくなる

お口の中をよく見てみると、歯の隙間などに柔らかく白っぽいものが付着していることがあります。これは歯垢(プラーク)と呼ばれ、正体は何億個もの口腔内細菌のかたまりです。そして付着したまま時がたち、歯垢が硬くなったものが歯石です。
また、舌に白く付着している苔のようなもの(舌苔)も口腔内細菌のかたまりです。また、歯の表面を舌で触るとぬるぬるしていることがありますが、これも細菌が手を組み、強固な膜(バイオフィルム)を作ったものです。

歯垢や舌苔も口臭の原因ですので、夜寝る前の歯磨きや口腔ケアをしっかり行うことが大切です。(※舌苔は舌の粘膜を保護する役目もありますので、すべて取り除く必要はありません。ふっくらとしたピンク色の舌にうすく白いものがついているのが良い状態です)また、歯石になってしまったものは歯磨きではとれません。
歯石やバイオフィルムはセルフケアでは落とすことはできませんので、歯科での専門的なケアを受け、これらを取り除くようにしましょう。口臭はもちろん、むし歯や歯周病予防など、お口全体の健康にもつながります。歯科での定期的なケアは保険診療で受けられますので、お声がけください。