休診日とさせていただきます。
(今年のカレンダーのほとんどが19日は祝日となっておりますが、祝日が変更されたため19日(月)は平日となり、通常診療とさせていただきます。)
あるWEB歯科セミナーで、臨界期という言葉を聞いてなるほど、と思ったので紹介しま
す。
そのセミナーは発音など、子どもの構音についてのセミナーだったのですが、臨界期とは成長するときに一生に一度しかない「絶対期間」のことをいいます。
例えば少し乱暴な実験ですが、生後間もない猫の 片目の目蓋を縫って 一時的に目が開けられないようにすると、2週後に抜糸して目が開けるようにしてもそちら側の眼は視力がな
いそうなのです。
目の発育における臨界期に 目からの視覚刺激がなかったために、脳がいらないと判断してしまうとのことです。
汗は体温の調節にとても重要です。汗腺の発達は、人間の場合3歳までとのことです。もしエアコンで理想的?に 温度湿度が管理された状態で3歳までずっと育つと、汗腺が少なくなってしまうそうです。
汗かかなくていいね、ではありません。体温調節ができにくいのですから困ったことです。3歳以後では 汗腺が発達する臨界期を過ぎてしまうので、夏場に外でお遊びさせても汗が出にくいままです。日本は四季のある国ですから、これでは困りますね。
そして、子どもの言語や脳の発達は、他者との会話や人間的接触によって培われます。
乳幼児は親など周りの人の表情を見て、発音等を覚えていきます。言葉の臨界期に子供にコロナ移してはだめだからと気を使って、ずっとマスクをしたまま子供に接していたら もっと大変なことが起こってしまうかもしれません。
医療関係者として、6月10日に2回目のワクチン接種を スタッフと一緒に受けました。
いろんな情報はあるものの、受けることを選択するのに迷いはありませんでした。
私自身の副反応は強くはありませんでしたが、スタッフのほうが強めで一人は数日寝込ん
でいました。翌日を休診にしておいて正解でした。
他の方々へのワクチン接種も進んでいますが、大半が受け終わるにはまだ時間がかかりそうです。
その中で移動が起こる盆休み、「安心・安全」と首相がいう東京五輪・パラリンピックを迎えます。
後悔先に立たずにならないように、祈るばかりです。
5月になってもコロナの話題が世間で一番大きいとは・・
正直もう少しくらい早く下火になるのでは、とも期待していたのですが、変異株恐るべしですね。
いまはなんとかワクチン接種でいい方向にいくことを願っています。
ところで、グーグルのAIによるコロナの感染者予測はご存知でしょうか?
以下はグーグルクラウドのブログからの引用です。
Google Cloud は今年 8 月に Harvard Global Health Institute とのパートナーシップのもとで COVID-19 Public Forecasts を公開しました。このサービスは予測開始日から将来 14 日間における米国内の COVID-19(新型コロナウイルス感染症)陽性者数や死亡者数などの予測を提供しています。この度、本サービスを日本にも拡張し、COVID-19 感染予測(日本版)の提供を開始します。日本版では予測開始日から将来 28 日間のあいだに予測される国内の陽性者数や死亡者数等の予測値を表示します。
なかなかシビアな予測だな、とたまに見ていましたが、現実になってきています。
一方では英国や米国など、ワクチン接種で日常が戻りつつある報道を見て希望が湧いてきます。
複数で外飲みすることが、こんなに特別なことになるなんて。今年中に行けることを期待しています。
2021年4月から消費税を含む総額表示をする事が義務化されることに伴い、ホームページ上の掲載価格を税込み表示に変更いたしました。
元々の税抜料金に変更はございません。
今後ともなかきた歯科クリニックをご愛顧いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
新年あけましておめでとうございます。
とはいえ、去年の暮れ頃から北海道は少し落ち着いたものの、東京を筆頭に本州のコロ
ナの収まりがなかなかつきません。今年もコロナ次第という感じです。
ところで、歯科医院で患者と診療者側の間の感染の報告はほとんどありません。これ
は、マスクの正しい装着と目の保護、手洗いの徹底で、かなりリスクが減ることを示唆し
ていると思います。
外で見ていて気になるのは、マスクの取り扱い方(着脱や一時的に外すときの保管方法など)や手でいろいろなところ(とくに顔)に触れることなどです。複数での飲食ではリスクを若干高めると思いますが、やはり一人一人の意識の持ち方が大事なんだろうと思います。
もう一点付け加えるならば、歯科関連の従事者は口腔衛生に対して一般の方よりも意識が高い対応をしていることもあるかもしれません。歯周病菌の持つ酵素が、ウィルスの突起に働き「スイッチを入れ」体内に入りこみやすくする可能性についての報告なども出てきています。
当院ではコロナを「正しく」恐れ、十分な対策を取って診療していく所存です。
本年も宜しくお願い致します。
12月29日(火)から2021年1月4日(月)まで
年末年始休診とさせていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
当院では歯周病治療の一環として歯周病原因菌のPCR検査を行い、状態を把握し歯周病寛解の一助とすることがあります。
当HPでも紹介しているのですが、最近コロナのPCR検査をやっていると勘違いされて電話で確認してこられる方がそこそこおられます。
おそらくグーグル等でPCR検査などで検索したときに当院のHPがひょっこり出てしまうことがあるのかと推察されます。
HPトップページにも歯周病原因菌のPCR検査であることを明記することにしました。ご時世だなと感じます。
人間の歯の数は親知らずを含めないと28本が標準的な数です。
焼き肉が好きな方も多いと思いますが、美味しい焼き肉も歯がないと食べることができませんね。
例えば、このような焼肉定食。
焼き肉や繊維のある生野菜、漬物などは20本以上の歯がないときちんと噛んで食べることができないと言われています。
ということは、9本以上歯を失うとこのおいしそうな定食の右側半分は食べられなくなってしまうということですね。
また、「食事がとてもおいしい」と感じている人は平均20本の歯が残っていたのに対し、「おいしくない」と感じている人は平均11本しか残っていない、という調査結果もあります。
2016年の厚生労働省の調査では65~74歳までは残存歯平均20本を保っていますが、後期高齢者となる75歳以上になると約16本まで減ってしまっています。また、後期高齢者の約3割の人が総入れ歯を使用しています。
できることならいつまでも自分の歯でおいしく好きなものを食べられる生活がしたいですね。
年を重ねてからもより多く自分の歯を残すためには、若い頃からお手入れをしっかり行っていくことが非常に大切。
歯を失う原因は4割が歯周病、3割がむし歯です。歯を失う原因の実に7割は歯科で定期検診を受けることで早期発見・治療が可能なのです。
「年をとったら入れ歯になるのが当たり前」でしょうか…?
いつまでも好物が食べられる生活を目標に今からしっかりケアをしていきましょう!
とはいえ重度の歯周病でグラグラの歯で食事をとるよりも、残せない歯は抜歯をしてちゃんとした入れ歯を入れることによってかなり食べる機能は回復します。歯がなくなったらもう終わり、ではありません。
フレイル予防のためにもどのような状況でも機能回復は必要です。私たちにご相談ください。
11月は暦通り診察いたします。
どうぞよろしくお願いいたします。
※日曜、祝日は休診となっております。
冬はすぐそこまでやってきました。そろそろタイヤ交換の時期ですね。これから湿度が夏場よりも下がるので、インフルエンザも気を付けないといけないし、コロナ対策は引き続き必要です。
さて、みなさんは歯科にはどのような時に行きますか?
「歯が痛い時」
「歯肉が腫れた・出血した」
「つめものやかぶせものが取れてしまった」
など、何か困ったことが起きてから行く場所だと思っていませんか?
日本歯科医師会が公表している全国の15~79歳の男女1万人を対象に行ったインターネット調査【歯科医療に関する生活者調査】の結果によると、歯科治療経験者の63%はかかりつけ歯科医がいると答えながらも、定期的に歯科受診をしている人はわずか31%でした。
「これまでの人生を振り返ってもっと早く健診や治療をうけておけば良かったと思っている」のは75.7%という結果も出ています。
また、【日本・アメリカ・スウェーデン 3カ国のオーラルケア意識調査Vol.1】によると、歯の健診目的での 直近1年間の受診回数について、次のような結果が出ています。
・直近1年間の受診回数について「1回~2回」という回答
日本30.4%、アメリカ55.4%、スウェーデン65.5%
・「受けていない」という回答
それぞれ57.5%、35.1%、32.4%
アメリカやスウェーデンでは多くの人が痛くなる前、何か不都合が起きる前に歯科に行くことがわかりますが、それに比べ日本ではその「予防」の意識が低いといえます。
もちろん日本でもここ数年で予防に対する意識は向上していると言われています。
まだお口の中が健康な頃から定期健診を受けておくのとそうでないのは、歳を重ねてからの残存歯数や歯肉の健康に大きな差がでます。それはまた、健康寿命や、おいしく食事をとる、会話を楽しむ…という「毎日をどのように過ごすことができるか」ということにも大きく影響するのです。
日々忙しく過ごしていらっしゃるとは思いますが、「未来の自分へのプレゼント」のためにぜひ時間をとって定期健診を受けてください。
というのも、以下のようなことが報告されてきているのです。
日本人の成人、約8割がかかるとされる「歯周病」。怖いのは、歯を失う原因になるだけでなく、糖尿病、心筋梗塞、脳梗塞、動脈硬化、誤嚥性肺炎、早産・低体重児出産など、様々な病気の発症と深く関わっていることです。
そして、歯周病菌が認知症の7割を占めるアルツハイマー病の原因菌の一つと考えられています。
アルツハイマー病は「Aβ(アミロイドベータ)」などの異常なたんぱく質が長年、少しずつ脳に蓄積することで発症し、症状が進行するとされています。そして、歯周病の原因菌やその毒素が歯ぐきの血管から体内に入ることで、このAβが体内でつくられ脳に蓄積することが分かりました。
九州大学や北京理工大(中国)などの研究チームが、マウスの腹の内部に3週間、歯周病菌を直接投与して感染させたうえで正常なマウスと比較しところ、歯周病菌に感染したマウスの脳血管の表面では、Aβを脳内に運ぶ「受容体」と呼ばれるたんぱく質の数が約2倍に増えており、脳細胞へのAβの蓄積量も10倍に増えていました。
認知症の治療方法は未だに確立されていませんが、正しい歯磨きと、歯科医院での定期検診で認知症の予防効果が期待できます。