早く落ち着いてほしいコロナ

北海道は雪まつり開催の影響もあったのか、コロナ感染者増加がなかなか沈静化しません。

マスクやアルコール除菌液などは一般の方ももちろん入手に苦労されておられますが、医療機関においてもマスクとアルコール製剤は新規にはかなり手に入れにくい状況です。

聞くところによると、マスク、グローブ、他にもエプロンなどいろいろな製品に中国が関係しているので、完全に通常化するにはなお時間がかかるかもしれないとのこと。

普段から院内の清掃や滅菌などにはスタンダードプリコーションとして気を配っておりましたが、感染防止のためより一層気を付けようとスタッフともども思っております。(当院は以前から高い水準であるクラスBの滅菌器等で処理しています)

・診療台のみならず、待合室も定時的に除菌水で清拭。
・定期的な換気を徹底する。
・ウィルスに有効な次亜塩素酸水を加湿器に使用して待合室に噴霧。

等です。

患者様におかれましては以下のことをお願いしております。

・医院に入ってきた時と清算前にアルコール製剤による手の消毒をしていただきます。
・熱、咳等風邪様や呼吸器の症状がある方の診療は時節柄申し訳ありませんが控えさせていただいております。
・37.5度以上の熱が続く方や発症前14日以内に感染が疑われる地域、場所にいた方等はまずは保健所または医科等にご相談ください。

本当に早く少し平穏な生活に戻りたいものです。

最近行った講習会について

2月2日 子どもたちを健全歯列に導くための医院作り実践コース第2回 (東京) 須貝昭弘先生


このコースは昨年受講したのですが、床矯正装置などの実習がある2日目のみ再受講しました。
自分は興味を持った講習を再受講することがよくあります。MFAなども2回ずつ受講しています。
1度では把握しきれなかったことに気ついたりします。とはいえ本州開催がほとんどなのでなかなか大変です。
それが・・・今年の上半期は以後の予定をコロナのためにすべてキャンセルすることとしました・・・。

3月はMFAの新しいコースに2回、その後も毎月最低1回の本州での講習会参加予定が7月まで決まっていたのですが、コロナには勝てません

 

とくに3月は他にも月末の法事に加えて、19日から22日まで歯学部の同期10数人でお伊勢参り(大々神楽、御垣内参拝)や熊野古道散策、ゴルフなどを予定していたのですが、それも中止になりました。

この予定のために19日の午後と21日土曜日を休みにしたのですが、、19日午後は診療することにしたのですが、21日はスタッフが悲しそうな顔するので(休みと思っていたから)、やっぱり診療すると言えず休みとしました。とはいえ、道知事が「19日まではいろいろ自粛してね」と要請している折でもあり、休んでもあまりすることがありませんが・・。

私自身はサウナ―(サウナ愛好家)で普段はよく行くのですが、スポーツクラブ、ヨガ教室、ゴルフ練習場と共に2月中旬から自粛中です。これらのどこにも行けないとなるとフラストレーションがそこそこ溜まります。やむをえず、今週から自宅ヨガと筋トレを始めることにしました

ヌルヌル、それともツルツル?

ご自分の歯を舌で舐めてみてください。ヌルヌルした感じがありませんか?
これは、歯についた「バイオフィルム」です。

このバイオフィルムは排水溝などにつくヌメリと同じもので正体は細菌の集合体です。その表面は内側の細菌を守るバリヤーとなり、このバリヤーの中でむし歯菌や歯周病菌などが増殖し、お口の中の環境が悪化していきます。

しかし、バイオフィルムは普段の歯磨きで除去できるものではなく、また、殺菌剤や抗生剤なども一部にしか効かないため、歯科で機械的な除去(PMTC)を行うのが効果的なのです。


PMTCでバイオフィルムの除去を行うとむし歯や歯周病の予防になるだけではなく、お口の中がサッパリし、歯もツルツル、口臭も軽減されて良いことづくめです。

バイオフィルムは3~4カ月ほどのサイクルで出来るといわれます。お口の環境を守るために定期的に受けることが好ましいといわれています。

バイオフィルムやステイン(茶シブなどの着色汚れ)除去には、通常の超音波スケーラーや回転器具のほかに、エアフロー(アミノ酸の粉を圧搾空気で歯面に吹き付ける器具)や次亜塩素酸水を利用した超音波クリーニングなどの方法で、より確実にバイオフィルム除去ができると考えられており、当院で行っています。

最近行った講習会について~20200126~

1月12日 「咬合のEvidenceとNoEvidence」 北海道口腔医療研究会 (札幌)


再考! 「咬合のエビデンスの今とその臨床応用」 古谷野潔 先生(九州大教授)
熟考! 「臨床における 咬合論の理想と現実」 野谷健治千世(元・北大准教授)

最近の講習会で嚙み合わせに的を絞ったものはほとんどありません。小谷野先生は過去の文献を丁寧に拾い上げて嚙み合わせに関する考え方の変遷について説明されました。

野谷先生は私が北大在局時の師匠筋にあたる方で非常にお世話になり、かつ影響を受けた先生です。いまも豊富な知識と経験で症例を交えて説明してくれました。

 

1月25日 「口腔機能と健康寿命との関係を考える」 


北海道大学大学院歯学研究科口腔機能学講座同門会講演会(札幌)  
渡邉裕先生(北海道大学大学院歯学研究科高齢者歯科学教室准教授)

私の所属していた講座の同門会の新年会で行った講演会です。日本の医療福祉政策は方針が変わりつつあります。健康寿命を延ばすことを目的に、フレイル(身体の衰え)対策に主眼が置かれるようになってきています。要介護状態を減らして目指すは「ピンピンコロリ」。

 フレイルは全身的なことではなく口周りにも当然生じ、それをオーラルフレイルと呼びます。じつは全身的なフレイルよりオーラルフレイルが先行しているというデータが出てきている、ということを述べられていました。口の老化から身体の老化が始まる、ということです!

 フレイルは高齢者のみに起こる事象ではなく、最近では若年者からその兆候が現れているとも述べられていました。私が参加しているMFA、先日聴講したVキッズなどでも、乳幼児期からの育て方(歯科的な部分では哺乳法、食事等々)で骨格、歯並び等さまざまな変化が起こりうるとしています。いまさらながら歯科治療において「機能」を考える必要があると思いました。自分のブログでも近いうちにbaby led weaning 等についても書こうかなと思っています。

 

新年あけましておめでとうございます。

今年は東京オリンピックがあり、マラソンは札幌で見ることが出来ます。本州にいる北大歯学部の同級生も何名かマラソンを見にやってくるようです。オリンピック後に予想される不景気は怖いけれど、やれることを地道にやっていくしかないですよね。

歯科の世界も新しい治療法や考え方などが出てきております。漫然と診療だけしていると時代に遅れてしまいかねません。変わらない根幹の部分は大事にしつつ、今年もアンテナを張っていろいろ吸収していきたいと考えています。本年もよろしくお願いいたします。

 

最近参加した講習会について~202001~

<11月30日、12月1日    医療従事者全ての人に届けたい「西田 亙のすべて」in 札幌 西田亙先生 (札幌)>
西田先生は愛媛県松山市の糖尿病内科院長です。最近は歯周病と糖尿病の関連などについて、執筆や全国で講演活動を行っておられます。

30日はデンタルインタビュー(歯科における医療面接)のロールプレイング(患者サイドの感じ方を体験する)を交えた説明でした。

1日は口腔内の炎症が原因で全身に与える影響について、エビデンス(研究報告)と、実際の患者さんの症例の紹介があり、非常にわかりやすく講演されました。なによりも、話し方がうまく、同伴した(うれしいことに自主的に参加希望しました)当院の衛生士3名も興味を持って聞いてくれ、講演後には西田先生との写真も撮らせてもらっていました。

<12月15日 診断チャートでよくわかる痛み主訴への対応 福田謙一先生 (東京)>
歯医者に来る患者さんは痛みを主訴とする場合がかなり多いです。そしてそのほとんどは虫歯や親知らず部の炎症などで、治療の方向は比較的はっきりしていますが、なかには痛みの原因がはっきりしないケースがあります。

推測で歯を削ったり、あるいは抜いたりすることはできません。原因が歯ではないにもかかわらず、歯が痛いと感じる場合もあり、「非歯原性歯痛」といいます。

非歯原性歯痛の原因は筋肉、神経障害、血管、心臓病などが挙げられます。福田先生は東京歯科大学で口腔顔面痛のスペシャリストで、このセミナーでは痛みの鑑別を診断チャートを用いて行う方法を主に、各種鎮痛剤の使い方診断において見逃してはいけない症例と対応法などがレクチャーされました。なかなか面白く拝聴させていただきました。

12月の医院からのお知らせ

診療スケジュールのご案内

12月29日(日)~2020年1月5日(日)まで、
年末年始の休診とさせていただきます。

どうぞよろしくお願いいたします。

最近参加した講習会について~201912~

10月19,20日  日本補綴歯科学会東北・北海道支部学術大会(郡山)
代議員会および専門医講習会に出てきました。

10月27日  Vキッズ講習会 (札幌) 神山明子先生
 Vキッズとは主に3歳から5歳までの口腔育成を目標とした装置です。私がよく受講しているMFAでも紹介されていたことがあり、札幌で講習会があるというのを知って参加しました。この会でも子供の成長に口腔が密接にかかわっており、口腔の発育が子供の全般的な成長を先導すると考えています。歯型を採り下の歯にVキッズ(マウスピース)を夜間のみ装着することによって、いろいろプラスの変化が生じるというものです。歯並びの改善を主目標にしているわけではありません。MFAのコンセプトと繋がるところも多い講習会でした。

11月9,10日 コンポジットレジン修復の発想転換Ⅱ―ここまでできる!ダイレクトレストレーション―(東京) 田代浩史先生
 最近、自分も歯の治療に保険の金属の使用を極力控えたいと考えています。とはいえ金属には金属のメリットがあるので、ケースバイケースですが。田代先生はコンポジットレジンの治療に長けており、2日にわたってハンズオンで実地講習が受けられるので参加しました。この材料が金属よりも全面的に優れているわけではないのですが技術的に参考になる部分がいろいろありました。

11月24日  MFA講習会チャイルデント養成講座第4回(最終回) (大阪)
 この講習会も最終回となりました。本来は10月19日に東京であったのですが、補綴学会の支部会と重なったため大阪に振り替えてもらいました。

じつはしばらくの間てっきり支部会が12日だと勘違いして、チケットも12日で予約していました。知人も支部会に行くというので、便の相談をしていたら日程を間違っていることを指摘され初めて気づきました、苦笑。無事に大阪で受け終わったのですが、今度はこれのアドバンスコースが・・・なんだかタケノコ剥ぎのようですが、乗り掛かった舟なのでこれも受講予約しました。

ちなみに大阪でも嵐の3日連続コンサートがあったので、帰りの便が取れずやきもきしたのですが、伊丹から羽田、羽田から千歳の乗り継ぎで1席取れたので無事に帰ってこれました。とはいえ講習会が16時に終了して伊丹千歳直通なら通常9時から10時台で帰宅できるところが帰宅したらほぼ零時!かなり疲れました。

忍者式口臭予防と毒だしうがい

先日週刊雑誌を読んでいたら「忍者式健康法」というのが載っていて、その中のメインが「忍者式口臭予防」というものでした。口臭が気になるときにフリスクなどを食べると逆に口が乾燥して却ってにおいが出やすくなる。唾液がたくさん出た方が口臭は減る、というわけです。

やり方は、口の中で歯ぐきや歯の裏側などをなぞるように舌を右に10回、左に10回程度回すというものです。隠密に行動しなければいけない忍者が口臭で見つかるわけにいかないですから。1,2分舌で舐めていると潤いを感じてくることが多いです(もちろん個人差あります。)

健康で新鮮な唾液は抗菌力も高く、新鮮な唾液で口の中が潤っていれば悪玉菌も増えにくく口臭はでにくいです。

逆に口で呼吸ばかりしていたり、適度に舌が動いていないと舌の表面にも細菌の汚れが増え口臭が増えます。もう少し知りたければグーグルやヤフーで「忍者 口臭」などで検索してください。

口臭の主な原因の1つは悪玉の歯周病菌です。これが増えるとインフルエンザにもかかりやすくなる、などとも昨今は言われています。

毒出しうがい照山裕子先生が名を付けて提唱している口ゆすぎの方法です。特別な新しい方法というわけではないのですが、一般に皆さんのうがいの方法を診療室で見ていると、もっとしっかりとゆすいでいただきたく感じていたので紹介します。

毒だしうがいは、口に含んだ水を勢いよく歯にぶつけることで、水圧を利用して、食べかすや原因菌を一気に洗い流すんです。口臭や歯周病の原因となる、食べかすやばい菌を、効率よく取り除けますとのことです。

【1】 少量の水を口に含む
30ミリリットルほどの水を口に含んで口を閉じ、正面を向きます。

【2】 水を上の歯に10回ぶつけ、吐き出す。
口を閉じたまま、口に含んだ水を上の歯に向けて強く速くぶつけます。
クチュクチュと音がでるくらい勢いよく行うのがポイント。10回ぶつけたら、水を吐き出します。

【3】 下、右、左の歯も同様に、1~2の手順でうがいをする
1と同様に口に水を30ミリリトットルほど含んで口を閉じ、口に含んだ水を下の歯に向けて、強く早く10回ぶつけて、水を吐き出します。同様の手順で、右の歯と左の歯も行います。

ポイントは
①水量(約30ml)
②音を出す
③速くゆすぐ
です。(これも「毒出しうがい」で検索すると出てきます。)

毒出しうがいは水以外にも緑茶(できれば濃い目の粉末茶)でやるのも効果的ですし、GUM(サンスター)やシステマ(ライオン)、モンダミン(いろいろ種類ありますがNEXTがいいです)などのアルコールを含んでいない液体ハミガキやデンタルリンスでもいいです。

できるだけ頬や舌などにいろいろ運動させると、唾液の出がよくなるとともに筋肉が賦活され、小顔になったり顎の調子も改善するなど一石二鳥の場合もありえます。
それでも口臭が気になる場合は、市販のものではなく歯科医院で取り扱っている二酸化塩素等を成分とするスプレーや洗口剤が一時的にですが口臭を消すことができます。