2026年 9月 の投稿一覧

10月11月12月の休診日のお知らせ

10月11月12月の休診日のお知らせ

10・11・12月の休診日について(日曜は除く)

10月休診
3日(土)、7日(水)、12日(月、祝)、14日(水)、24日(土)、28日(水)

11月休診
3日(火)、7日(土)、11日(水)、23日(月、祝)、25日(水)

12月
5日(土)、9日(水)、19日(土)、23日(水)

年末年始休診日 12月29日~1月4日

よろしくお願いいたします。

歯ぐきが下がった?

 鏡を見たときに、「なんだか以前より歯が長くなった?」と感じたことはありませんか?通常、大人になってから歯そのものが目で見て分かるほど長くなることはありません。「歯が長くなった」と感じる場合、その多くは歯ぐきが下がり、これまで隠れていた歯の根元が見えてきたためです。このように歯ぐきが本来の位置より下がり、歯の根元が露出した状態を「歯肉退縮(しにくたいしゅく)」といいます。これは加齢とともに多くの人に見られる現象ですが、老化だけでなく、日々の生活習慣や歯の病気が原因となっている場合もあります。歯肉退縮が起こると、見た目だけでなく、知覚過敏やむし歯などのトラブルにつながることもあります。

歯茎のイラスト

★歯ぐきが下がる主な原因

① 歯周病
歯周病が進行すると、歯ぐきに炎症が起こるだけでなく、歯を支えている顎の骨(歯槽骨)が少しずつ失われていきます。それに伴って歯ぐきが下がり、歯が長く見えるようになることがあります。歯周病は、初期には自覚症状が少ないまま進行する病気です。「歯がグラグラする」と感じる頃には、歯を支える歯周組織がかなり失われている場合が多く、最終的に歯を失う原因にもなります。

② 強すぎる歯みがき
「しっかり磨こう」とするあまり、歯ブラシを強く押しつけていませんか?強い力で歯みがきを続けると、歯ぐきを傷つけ、歯肉退縮につながったり歯が削れて沁みる知覚過敏症状が出ることがあります。歯みがきは、力を入れれば入れるほど汚れが落ちるわけではありません。自分に合った歯ブラシを使い、適切な力で磨くことが大切です。この癖がある方は思った以上に多いように感じています。

③ 歯並びや噛み合わせなどの影響
歯並びによっては、歯を覆う骨や歯ぐきが薄い部分があり、歯ぐきが下がりやすくなることがあります。また、歯ぎしりや食いしばりなどによって特定の歯に強い力が加わっている場合は、歯や歯周組織に負担がかかって歯ぐきが下がってしまう可能性があります。

★「歯が長くなった?」と思ったら?

食事中に突然歯痛に襲われる女性のイラスト

歯肉退縮は「歯が長く見える」という見た目の問題だけではありません。歯が長く見え、口元の印象が変わる、歯の根元が露出して知覚過敏症状が出る、露出した根元に「根面う蝕(こんめんうしょく)」と呼ばれるむし歯ができやすくなる、歯と歯の間にすき間ができて食べ物が挟まりやすくなるなど、さまざまな問題につながることがあります。

一度下がった歯ぐきをセルフケアで戻すことは困難ですが、原因や程度によっては、歯みがき方法の改善や歯周病治療などで進行を防ぐことができる可能性があります。「歯が長くなった?」と思ったら、一度歯科医院で歯ぐきや歯を支える骨の状態をチェックしてもらいましょう。

知っておきたいお口の病気「口腔がん」

口腔がんとは、舌・歯ぐき・頬の内側・口の底・上あご・唇など、お口の中やその周辺にできるがんの総称です。全てのがんの中では約1~3%と比較的少ないものの、近年患者数が増加しています。特に50歳以上で多くみられ、男性にやや多い傾向があります。

口腔がんは、お口の中にできるため、自分の目で確認できる数少ないがんです。そのため、日頃からお口の状態を観察し、異変に早く気付くことができれば、早期発見・早期治療につながります。

★口腔がんの原因とは?

口腔がんの原因は一つではありませんが、次のような要因が発症リスクを高めることが分かっています。

・喫煙(最も大きな危険因子) 舌のイラスト
・過度の飲酒
・お口の中の不衛生
・合わない入れ歯や詰め物による慢性的な刺激
・舌や頬を繰り返し噛んでしまうこと
・お口の乾燥や慢性的な炎症

特に、喫煙と飲酒を両方行っている方は口腔がんのリスクが高くなることが知られています。また、お口の中が不衛生な状態で、細菌が増えて慢性的な炎症が続くと発症しやすくなります。
口腔がんは、初期には痛みがほとんどないことが多く、「口内炎だろう」と思って放置してしまうことがあります。治りにくい口内炎や、お口の中のしこり・腫れ、白色や赤色の変化、出血しやすい部分、原因の分からない歯のぐらつき、舌や頬のしびれ・違和感などが見られる場合は注意が必要です。
また、飲み込みにくい、話しにくい、首のリンパ節の腫れが続くといった症状もあります。 こうした症状が2~3週間以上続く場合は、「痛みがないから大丈夫」と自己判断せず、早めに歯科医院や歯科口腔外科を受診しましょう。普通の口内炎には歯科で処方される軟膏はよく効きますが、1週間程度で治りきらない場合は鑑別診断が必要です。

★定期検診が早期発見につながります

歯医者が女性患者に治療中のイラスト

口腔がんは、早期に発見できれば比較的小さな手術で治療でき、食事や会話への影響も少なく済むことが多い病気です。一方、進行すると舌やあごの広い範囲を切除しなければならない場合があり、生活の質に大きく影響することがあります。

歯磨きの際に、鏡を見ながら、お口全体を確認する習慣をつけましょう。「あー」と口を開けて頬や上あごを見たり、「べー」と舌を前に出して舌の横や裏側まで観察したりすることで、普段は気付きにくい変化を見つけられることがあります。

定期的な歯科検診を受けることで、お口の異常を早期に発見できる可能性が高まります。

「少し気になるけれど様子を見よう」と思わず、気になる症状が続く場合はすぐにご相談ください。早期発見・早期治療がお口の健康を守る第一歩です。

インフルエンザシーズンがやってきました

こんにちは。なかきた歯科クリニックです。

ハロウィンのかぼちゃの人形と紅葉の落ち葉、秋の季節感を表す写真

みなさんこんにちは。今年は残暑もそこそこに、急に季節が秋になってしまったような気がします。それでも急に気温が上がったりする⽇もあり、気温差が激しく、⾝体がついていきませんね。体調に気を付けて、短い秋を楽しみしょう。

今年は例年よりも早くからインフルエンザが流⾏っており、これからより⼀層流⾏すると思われます。インフル予防にはワクチン接種や⼿洗い、うがいが⼤切なのは誰でも知っているところですが、お⼝の中を清潔に保つ(⼝腔ケアをする)ことは感染症の予防にとても有効なのはご存知でしょうか。

【どうして⼝腔ケアが予防になるの?】

歯の表面に付着した歯垢(プラーク)・バイオフィルム・細菌・歯石の位置関係を示す断面図

誰でもお⼝の中には⾮常に多くの細菌がいます。その細菌が⾷べ物のカスなどと合わさってできてしまったものが「⻭垢」です。その細菌の中にはむし⻭の原因菌や⻭周病菌などはもちろん、インフルエンザウイルスなど、⾊々な病気の原因菌も含まれています。⻭垢の中に含まれる細菌は「プロテアーゼ」という酵素を出し、病原菌が気道の粘膜から取り込まれやすくしてしまう特性を持っています。⼝腔ケアをしっかり⾏うことはこの酵素を減らすことにつながります。

【セルフケアとプロフェッショナルケアでインフル予防を】

歯科医院で女性患者が歯科衛生士による口腔ケア(クリーニング)を受けている様子

⻭垢はある程度⽇頃の⻭磨きで取り除くことが可能ですが、少しずつ残ってしまった⻭垢が固まり、⻭⽯になってしまうと⾃分で取り除くことができないので、⻭科衛⽣⼠による⼝腔ケアで⻭⽯除去を受ける必要があります。20年ほど前ですが、⻭科衛⽣⼠よる⼝腔ケアを受けた⼈のインフルエンザ発症率が受けていない⼈の10分の1になったという調査報告があります。

これからどんどん乾燥し、寒くなります。本格的なインフルエンザのシーズンになる前に⻭科でのプロフェッショナルケアを受けてみてはいかがでしょうか。