なかきた歯科クリニック 院長の中北です。
私は自分が興味を持った講習会にはいろいろ出るようにしています。
2月4日には東京で開催されたMFA(Maxillo Facial Association 顎顔面機能咬合研究会)のアドバンスセミナー(ベーシックセミナーは昨年受講しました)に出ました。出発前には帰路につく頃吹雪の予報もあり、天気予報が心配で当日最初は気が気ではなかったのですが、途中からまず問題ないとわかり安心して受講できました。
台風シーズンや冬場の本州への移動はどちらかの空港で問題が起こる可能性もあるので、天候がいつも気になります。実際16年の12月に東京で講習会があったのですが、行きも帰りも両方欠航となっています。この時は講習会は当然欠席でしたが、受講料は半額しか戻ってきませんでした。先方は本来ならば返金しないのですが、とおっしゃるのですが結構高い講習費だったので残念でした。
とはいえ行くことができても帰ることができないのが一番困ります。LCCは安いのが魅力なのですが、急な変更時にけっこう困ることがあるので、割高ですが必ずANAかJALで取ることにしています。共同運航便の場合でもどこが主催のチケットかで、有事の際の変更対応に差が出るのを経験したことがあります。
話を戻します。この会は「意識下、無意識下の顎口腔機能を考慮した生理咬合」について研鑽する会で、呼吸と顎の位置がキーポイントです。アドバンスセミナーでは「分析から矯正、補綴へ、その具体的な手法」について5回にわたって講習を受けます。とくに、寝ているときに呼吸しずらくなって変な位置で歯ぎしりや噛みしめが起きてしまう方が少なからずいるのです。そういうことの解決の一つの手段としてなりうるかと思って受講しています。ただし、自費治療のジャンルに入るので、実際に患者さんに薦めることはあまりないかとは思っています。
2月24日は札幌で「歯科は、がん患者にどう向き合うか」(北海道保険医会主催、講師 上田倫弘氏)を聴講します。当院でも問診の際に、がん治療を受けていると回答される患者さんが、以前に比べて多くなったという感じを受けています。講師は北海道がんセンター口腔腫瘍外科の医長の方なので、現状の対応について自分の知識をブラッシュアップしようと思っています。