『今回の北海道での地震では、
札幌市で一番揺れが大きかったのが東区元町で、震度6弱でした。』

というのをTVで聞いたのは数日たってからでした。

 

なかきた歯科クリニックはまさに元町にあり、
路面が大きく陥没した15丁目通りに面しています。

 

自宅も東区で地震後すぐに停電になりました。

自宅ではテレビが壊れ、プリンターとPCがベッドに降ってきましたが
その程度で済みました。
 

 

夜が明けてから恐る恐るオフィスを確認しに行ったわけですが、
気持ち半分くらいは建物の損壊を覚悟していました。

 

ビルの壁面の看板がけっこう損傷を受けていましたが、
幸い内部はおおむね無事でほっとしたものです。

 

とはいえ待合室や院長室の本棚がすべて倒れ、
足の踏み場もありませんでした。

 

停電で細かく確認できませんでしたが、
スタッフも来られる人が集まりとりあえず少し片付けしたのですが、
余震のこともあり重い器具は床に移したりする程度でした。

 

本格的に片付け始めたのは3日後の土曜になってからで、
診療再開は翌週月曜になりました。

 

レセコンや、レントゲン(サーバーのモニターは床に落ちていましたが)に
異常がなかったのが幸いでした。

 

そういえば不思議なことに地震の前日にスタッフとたまたま
終業時のパノラマレントゲンの位置について話していて、
「地震があったときに倒れにくい位置なんですよね。」などと話していたのです。

 

おかげさまで思いっきり陥没していた道路は仮舗装終わり、
ビルの壊れた看板は撤去。

入り口の絶賛修理中です。

 

医院内で壊れたものは電気温水器修理5万4千、
寒天コンディショナー交換4万4千、が大きなところでしょうか。

これに看板撤去費用の一部と一番大きい休診による減収というところですかね。

 

丸2日以上続いた停電には困りました。

テレビ見られず、ネットも不可で情報不足、ラジオが頼りでした。

 

最初の2日はろくなものが手に入らず、またいつまで続くかわからないので節約して
冷蔵庫のチーズやカップ麺1食だけだったり、
3日目以降多少コンビニに品がはいったものの、数日間粗食に甘んじる生活でした。

 

自分はてっきり1.2Kgくらい痩せただろうと予想していたのですが、
1週後体重を計ったら何故か逆に1㎏増えていました。

 

体が飢餓モードに入り摂取分を無駄にせず取り込んだのでしょうか??
人の身体の不思議さを感じました。

 

慌ただしく道路の復旧工事も終わり、
うちに関しては元の生活に戻りつつあります。

 

災害時のいろいろな準備が足らないことも思い知らされました。
もう経験はしたくないけれど、準備はしておかなくてはと思います。