2023年 4月 の投稿一覧

レントゲン撮影ってどうして必要なの?

元町駅前の歯医者、なかきた歯科クリニックのブログページです。

歯科ではレントゲンを撮ることがよくあります。

「むし歯ができているのは歯を見ればわかるはずなのに…」
「歯石をとってほしいだけなのに…」
「必要のない、無駄な検査をされているのでは!?」

と思われている方ももしかしたらいらっしゃるかもしれません。
もちろん、むし歯ができていること、歯石がついていることは歯科医師が診ればわかりますが、実は歯科治療では直接目で見えない部分の情報がとても大切なのです。

レントゲンはその直接目で見えない部分の情報を得るために行う検査です。レントゲンでわかることには主にこのようなことがあります。

◎むし歯

むし歯の進行度、詰め物やかぶせ物に二次むし歯の原因となる隙間や段差ができていないか、また、その下にむし歯ができていないかなどの確認を行います。

お口の状況によっては1年以内くらいにレントゲンで変化が出る場合があります。例えば親元を離れて一人暮らしを始めたときに食習慣が乱れたり歯磨きがおざなりになると以前はなかったところに虫歯が発生することがあります。

歯と歯が接触する横の面の虫歯は直接には見えにくいですがレントゲンで確認できることも多いです。

◎根っこの状態、破折

むし歯が進行すると根っこに炎症を起こしたり、膿がたまったりすることがあります。また、歯冠部や根っこの割れやひびもレントゲンで確認することができます。

◎歯周病

歯周病は進行するにつれ、歯と歯肉がはがれて隙間が大きくなり、歯肉の下にも歯石がつきます。また、歯を支える顎の骨が次第に吸収されて歯がグラグラになり、最後には歯が抜けてしまいます。レントゲンは、そのような歯周病の進行状態の確認に有効な手段です。

◎顎関節症

顎関節のズレや変形などを確認し、顎がカクカク鳴ったり、痛みが生じたりする原因を調べることができる場合があります。

その他、歯肉の下に埋まっている歯の確認や歯並びなど、さまざまな情報をレントゲンから得ることができます。

心配される方が多い被ばくについては、自然界で1年に受けている量が約1.5mSvなのに対し、歯科でのレントゲンは種類にもよりますが0.01~0.03mSvほどと、わずかな量です。当院は線量が少ないデジタルレントゲンです。

歯科治療にとってレントゲンは必要不可欠なものです。安心して検査を受けてくださいね。

もちろん、ご質問や不安なことがありましたら遠慮なくお声がけください。

5月の医院からのお知らせ

札幌市東区の歯医者、なかきた歯科クリニックからのお知らせページです。

ゴールデンウイークと5・6月の休診日について

4月29日(土)、30日(日)

5月3(水)~7日(日)、10日(水)、20日(土・横浜の補綴学会出席予定)、24日(水)

6月3日(土)、7日(水)、17日(土)、21日(水)


他日曜日です。

どうぞ、よろしくお願いいたします。


皆様へのお願い

5月よりコロナは5類移行となりますが、当院は医療機関ですので当面の間は待合室では会話は控えめにしてマスク着用の継続をお願いします。
 
北海道でも再び感染者が徐々に増える傾向にあります。第9期は結構な規模になるとの予測もあり、致死率は低いといえども罹った人は休まなくてはいけません。
 
やれやれですがよろしくお願いいたします。