・11月10日 「子どもたちを健全歯列に導くための講習会 第3回」須貝昭弘先生(東京)
今回は最近の考え方に基づいて治した方が良い虫歯、経過を見る虫歯などを判断していきました。
・11月17日 MFA(顎顔面機能咬合研究会)第8期ベーシックセミナー 第3回(東京)
再受講です。
・11月25日 リンゴ丸かじりを可能にした全部床義歯~今井式すっぽんデンチャー~(札幌)
もともと北大で義歯(入れ歯)がメインの医局に在籍していたので、義歯は得意分野なのですが他の予定もなかったので聴講しました。義歯は与える嚙み合わせがすごく大切で、単に吸い付けばよいというものではないし、人によっては吸着しすぎると逆に窮屈に感じる人もいます。吸着だけを目標にしているようで、すっぽんというネーミングのセンスは少し気になったのですが(笑い)、実際に受講すると吸着だけではなく非常に理にかなって実践的なセミナーでした。行ってよかった。早速参考にして少し取り入れています。
・12月9日 歯周内科治療アドバンスセミナー 津島克正先生(東京)
歯周内科治療というのは歯周病の病原性のない正常な細菌叢の獲得を目指して、抗菌薬を併用していく治療法です(薬だけで治るわけではありません)。うまくいくと患者さんも楽によい結果が得られます。もともと口の中は体の中で一番細菌が多い(細菌は口の中にいて当たり前です)ところなのですが、その中でいわゆる悪玉菌の比率が上がると歯周病や虫歯などが発生するのです。それだけではなく最近では歯原性菌血症という状況が思ったより体に影響を与えていることがわかりました。これは口の中の悪玉菌が歯周病で腫れた部分から血液中に入り、主に成人病の原因になっているという考えです。動脈硬化、心臓疾患、糖尿病などいろいろな疾患の入り口(ドミノの最初の1枚)ということです。このアドバンスセミナーの内容は口の中の細菌の遺伝子検査(PCR検査)により、とくに悪影響があると考えられている数種の菌の存在を確認して治療法を決めていくやり方で、以前より効果が確実になるようです。当院でもPCR検査をもとにした歯周内科治療が出来るようにしました。
ちなみにこの講習会の時も天候不安があり、前日まで参加を若干躊躇していましたが、実際は全く問題ありませんでした。
・12月16日 MFAベーシックセミナー第4回(最終回 東京)
もう少し落とし込もうと引き続きアドバンスコースも再受講の手続きしています。アドバンスは冬場なのでこれだけ行っているといつか天候にやられそうな不安もありますが・・