こんにちは。なかきた歯科クリニックです。
暖かくなり気持ちの良い季節ですね。
今年は飛び石の大型連休ですが、久しぶりに遠出を…と計画されている方も多いのではないでしょうか。
北海道ではまたコロナ感染が増える兆しもあり、それなりに注意を払いつつ行動、ですね。
まだマスクをつけていることが多い日常ですが、会話をしていて「滑舌が悪くなった」と感じることはないですか?
年齢を重ねると、「しゃべりにくい」「滑舌が悪くなった」と感じることがあります。
原因としては、老化により口腔内が乾燥して舌の動きが悪くなること、お口周りや舌の筋力の低下などが挙げられます。
たとえば、大きく口を開けて大きな声で話した時に「さしすせそ」が「しゃしぃしゅしぇしょ」になっていたりしていませんか?それはお口の衰えのサインかもしれません。
こうしたお口の衰えを「オーラルフレイル」といいますが、例として挙げた滑舌以外にも以下のような現象が現れます。
・硬いものが噛めなくなった
・うまく飲み込めない、むせる
・口腔内が乾燥している
・口臭がきつくなる 等
ひとつひとつは小さなトラブルでも、それが積み重なると栄養不足、体力、筋力の低下を招き、さらには体全体の状態や気持ちの低下につながっていきます。
ある調査で65歳以上の5割以上にオーラルフレイルの危険性があり、また、それより下の年代でも歯やお口周りのケア方法に改善の余地があり、オーラルフレイル予防の必要があるという結果がでました。
オーラルフレイルは食事の仕方、お口の体操、日々の過ごし方などで対策することができます。
また、新型栄養失調にも気を付けていただきたいです。
歯や入れ歯が悪くなったのをそのままにして食べやすい糖質主体の食事を続けていると、カロリーは十分すぎるくらい足りていても栄養不足になることがあり、これを新型栄養失調といいます。
ビタミン、ミネラル、食物繊維とともに重要なのはたんぱく質です。肉の源であり不足するとサルコベニア、フレイルの一因となり、歯茎も痩せ入れ歯の痛みが強く出ることもあります。
少しでも気になることがありましたら、お気軽にご相談くださいね。