口腔がんの原因とは!?

★口腔がんとは 

口腔(こうくう)がんとは,お口の中にできるがんのことです。タレントの堀ちえみさんの罹患で注目されました。

がん全体からみるとおよそ1%ですが、年々増加しており、30 年前と比べると約 3 倍に増えています。

口腔がんは、初期症状のうちに発見すれば簡単な治療で治すことができ、後遺症もほとんど残ることはありません。

しかし進行した口腔がんでは、外科手術により最悪の事態を避けられたとしても、食べる、飲む、話すといった日常の生活レベルに支障をきたし、また審美障害も残してしまいます。口腔がんは早期発見が重要なのです。

★口腔がんの原因

口腔がんの原因は他のがんと同様に、まだ解明されていない点も多くありますが、喫煙、飲酒、口腔内の不衛生、炎症などが関係しているといわれています。

◆たばこ

口腔がん最大の危険因子はたばこです。たばこの煙には、多くの発がん性物質が含まれておりたばこを吸う人は吸わない人に比べ、約7倍口腔がんになりやすくなります。

◆飲酒

飲酒は、喫煙に次ぐ危険因子です。飲酒習慣のある人は、ない人に比べ約6倍口腔がんになりやすくなります。高濃度のアルコールほど危険が高く、特に口底がんと関連が強いといわれています。

飲酒に喫煙が加わると、更に罹患リスクは上がります。お酒もタバコも両方しない人に比べ、なんと約36倍もなりやすくなるといわれています。

◆機械的刺激

壊れた入れ歯や合わない入れ歯、一部がとがった歯や、頬の内側の粘膜を咬む癖など、慢性的な刺激も危険因子の1つとなります。

また、歯磨きをしていない、口の中が乾燥している、治療していない虫歯があるなど、お口の中の不衛生も口腔がんの原因となります。

 

★こんな症状がある場合は早めに歯科医院へお越しください!

下記のような症状が見られたら、すぐに歯科口腔外科を受診しましょう!

□ 口内炎や口の中の傷が 2 週間経っても治らない

□ 口の中にしこりや腫れ、ザラザラしたところがある

□ 口の中に色の違う部分がある(白斑や赤斑など)

 

□ 口の中(舌・歯肉・頬粘膜・口唇・口蓋)から出血する

□ 最近、痛みや腫れで急に入れ歯が合わなくなってきた

□ 噛んでしまった場所や、抜歯後の傷がなかなか治ない

□ 歯以外の所がしみたり、ヒリヒリする

1月の医院からのお知らせ

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年末年始・1月・2月の休診日について

年末年始の休診

12月27日(水)・28日(木) 午後休診

12月29日(金)~1月4日(木) 休診

1月休診日

8日(月・祝日)、17日(水)、27日(土)、31日(水)

2月休診日

7日(水)、12日(月・振替休日)、23日(金・祝日)、24日(土)、28日(水)

他 日曜日は休診です。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

 

歯周病の原因菌は全身に影響します

元町駅前の歯医者、なかきた歯科クリニックのブログページです。

6月も下旬になり札幌も夏に入ってきた感じです。8月いっぱいくらいまでそれなりに暑い日が来そうです。

ようやく気兼ねなくビアガーデンに行ける。去年も一回行きましたがマスクをしながらでした。もちろんそれなりに感染防御の意識は保つように心掛けます。

歯周病の症状と聞いて、みなさんはどんなことを思い浮かべますか?
一般的なのは歯肉からの出血、歯が抜ける、歯がヌルヌルする、口臭…等ではないでしょうか。

このようなお口の中のトラブルが思い浮かぶ方がほとんどだと思いますが、実は歯周病は体全体の病気やトラブルにも深く関係していることが分かっています。

以下はその一例です。

心筋梗塞・動脈硬化・心内膜炎・糖尿病・誤嚥性肺炎・認知症・関節リウマチ・消化器系のがん・早産

低体重児出産・肥満 等

歯周病の原因は歯垢の中に含まれる細菌ですが、その菌が歯肉から体の中に入り込もうしてできるのが歯周ポケットです。

その際に炎症が起こり、出血するのですね。しかも出血部で赤血球の鉄分を好んで増殖する悪玉菌もいます。

そしてその炎症によってできる毒性の物質が出血箇所から血管に入り込み、全身に回り、さまざまな場所でトラブルを引き起こしていきます

もちろん歯周病菌だけが原因ではなく、生活習慣や要注意因子がもともとあることもありますが、歯周病菌との相互作用で悪化のサイクルを形成していることが分かってきています。

簡単に例を挙げてみます。

【例 糖尿病】

①糖尿病のため高血糖になり、免疫が低下する→②口腔内の細菌が増え(歯周病が悪化)、細菌から出る毒素が増える→③毒素が血管から入り、インスリンの効果を阻害する→①に戻る

毎日の歯磨きでは歯周病菌の温床である歯石や細菌の膜であるバイオフィルムなどは除去することはできず、歯科での専門的なケアが必要となります。

成人の約8割は歯周病だと言われます。

むし歯などの症状がなくても定期的に歯科にお越しいただき、根本的な歯周病治療を受けてくださいね

7月の医院からのお知らせ

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7月・8月の休診日について

 7月 1日(土)、5日(水)、15日(土)、19日(水)、29日(土)

8月 2日(水)、盆休み11日(金)~16日(水)、26日(土)、30日(水)

他 日、祝日です。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

 

歯磨きのストローク大きすぎませんか?

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歯周病や虫歯のリスクを下げるには歯垢を取る必要がありますが、歯垢とは単なる食べかすではなく落ちにくいバイオフィルム(例えば台所の流しのヌルヌル)の状態になっています。

そして落としにくいのは歯と歯の間や歯茎との境目の凹みの部分です。

とくに歯と歯の間は大きなストロークで歯ブラシを動かしていては絶対に磨けません。

歯医者に来られる方の歯磨きを見させていただくと、ブラシに加える力が強く、かつ磨き幅が大きい方がけっこうおられます。

大きめの圧で横に数センチの往復運動で磨くと強すぎて歯茎が下がったり、歯の根元が削れてくる場合があります。

歯がしみて虫歯では、とさらに頑張って磨きすぎると状況が悪化する可能性もあります。

歯間ブラシを効果的に使用する方法もありますが、当院ではつまようじ法というハミガキ法を歯の間のブラシングとしてお勧めしています。

毎日のセルフケアと定期的なプロケアの両輪でお口の健康を維持しましょう。

補綴学会

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この度日本歯科専門医機構において「補綴歯科専門医制度」が正式に認定されました。

とくに何かが変わるわけではありませんが、自分も補綴専門医・指導医を新しい専門医制度において更新申請し、認定されました。

というようなこともあり久々に補綴学会に参加してきました(補綴学会では東北・北海道支部の代議員をしております)。

 

補綴学会は横浜パシフィコで開催されました。すぐ近くに山下公園やランドマークタワーがあるロケーションですが、会場とホテルに行っただけでした。

最近はWEBでの会議や講演会に参加することが多く、ライブは久しぶりでしたがやはり実地はそれなりに集中できていいなと改めて感じました。

7月は根管治療の講習会で東京に行く予定があります。ようやく元の生活に戻ってきました。

舌苔がつきやすいお口とケアについて

東区元町駅前の歯医者、なかきた歯科クリニックです。今回は舌苔とメタボリックドミノについて少しお伝えします。

札幌もいい季節に入ってきたのを実感します。ほどほどに暑い夏になってほしいものです。

 

 鏡で舌を見てみると白っぽい苔のようなものがついていて、気になったことはありませんか?

これは「舌苔(ぜったい)というものです。

これは、食べカスや舌からはがれた皮、細菌などが舌のデコボコに入り込んで付着しているものです。通常だと唾液の洗浄力などで気にならない程度になっているものですが、以下のような方は注意が必要です。

 

・唾液が少ない

・舌の力が弱い

・口呼吸をしている

・咀嚼回数が少ない

・口を動かすことが少ない  等

 舌苔は多少ついているくらいが正常ですが、多くなってくると口臭、食べづらさ、話しづらさを感じたり、味覚障害、舌炎などの症状が現れます

また、抗生剤を服用していると黒いものがつくことがありますが、これは「黒毛舌(こくもうぜつ)」といい、抗生剤の服用をやめれば自然に治ることがほとんどです。

  舌苔のなかには細菌が多く存在していて、これは特に高齢者の誤嚥性肺炎のリスクを高めます。高齢者は舌苔の蓄積が起きやすいので、日頃から舌苔をためないよう注意し、必要な舌のケアを行うようにしましょう。

 舌のケアは歯ブラシ(できれば舌ケア用のブラシ)で奥から手前になでるように優しく行いましょう。正常な舌は全体がきれいなピンク、もしくは少し暗いピンクでしっとりやわらかく、中心にうっすら白い苔がついています。 

苔を全部とらなくては…とゴシゴシこするのは絶対にやめましょう!やりすぎはかえって舌を痛め、逆効果です。 

でもやっぱり舌苔が気になる、たくさんついてしまっている…など、気になるようでしたら、まずは歯科でご相談ください。適切なケアの方法をお伝えします!

 

 

6月の医院からのお知らせ

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6月・7月の休診日について

6月3日(土)、7日(水)、17日(土)、21日(水)

7月1(土)、5日(水)、15日(土)、19日(水)、29日(土)


他日曜日です。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

 

レントゲン撮影ってどうして必要なの?

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歯科ではレントゲンを撮ることがよくあります。

「むし歯ができているのは歯を見ればわかるはずなのに…」
「歯石をとってほしいだけなのに…」
「必要のない、無駄な検査をされているのでは!?」

と思われている方ももしかしたらいらっしゃるかもしれません。
もちろん、むし歯ができていること、歯石がついていることは歯科医師が診ればわかりますが、実は歯科治療では直接目で見えない部分の情報がとても大切なのです。

レントゲンはその直接目で見えない部分の情報を得るために行う検査です。レントゲンでわかることには主にこのようなことがあります。

◎むし歯

むし歯の進行度、詰め物やかぶせ物に二次むし歯の原因となる隙間や段差ができていないか、また、その下にむし歯ができていないかなどの確認を行います。

お口の状況によっては1年以内くらいにレントゲンで変化が出る場合があります。例えば親元を離れて一人暮らしを始めたときに食習慣が乱れたり歯磨きがおざなりになると以前はなかったところに虫歯が発生することがあります。

歯と歯が接触する横の面の虫歯は直接には見えにくいですがレントゲンで確認できることも多いです。

◎根っこの状態、破折

むし歯が進行すると根っこに炎症を起こしたり、膿がたまったりすることがあります。また、歯冠部や根っこの割れやひびもレントゲンで確認することができます。

◎歯周病

歯周病は進行するにつれ、歯と歯肉がはがれて隙間が大きくなり、歯肉の下にも歯石がつきます。また、歯を支える顎の骨が次第に吸収されて歯がグラグラになり、最後には歯が抜けてしまいます。レントゲンは、そのような歯周病の進行状態の確認に有効な手段です。

◎顎関節症

顎関節のズレや変形などを確認し、顎がカクカク鳴ったり、痛みが生じたりする原因を調べることができる場合があります。

その他、歯肉の下に埋まっている歯の確認や歯並びなど、さまざまな情報をレントゲンから得ることができます。

心配される方が多い被ばくについては、自然界で1年に受けている量が約1.5mSvなのに対し、歯科でのレントゲンは種類にもよりますが0.01~0.03mSvほどと、わずかな量です。当院は線量が少ないデジタルレントゲンです。

歯科治療にとってレントゲンは必要不可欠なものです。安心して検査を受けてくださいね。

もちろん、ご質問や不安なことがありましたら遠慮なくお声がけください。

5月の医院からのお知らせ

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ゴールデンウイークと5・6月の休診日について

4月29日(土)、30日(日)

5月3(水)~7日(日)、10日(水)、20日(土・横浜の補綴学会出席予定)、24日(水)

6月3日(土)、7日(水)、17日(土)、21日(水)


他日曜日です。

どうぞ、よろしくお願いいたします。


皆様へのお願い

5月よりコロナは5類移行となりますが、当院は医療機関ですので当面の間は待合室では会話は控えめにしてマスク着用の継続をお願いします。
 
北海道でも再び感染者が徐々に増える傾向にあります。第9期は結構な規模になるとの予測もあり、致死率は低いといえども罹った人は休まなくてはいけません。
 
やれやれですがよろしくお願いいたします。