グーグルのAIによるコロナの感染者予測

Infected-person-prediction
5月になってもコロナの話題が世間で一番大きいとは・・

正直もう少しくらい早く下火になるのでは、とも期待していたのですが、変異株恐るべしですね。

いまはなんとかワクチン接種でいい方向にいくことを願っています。

ところで、グーグルのAIによるコロナの感染者予測はご存知でしょうか?

以下はグーグルクラウドのブログからの引用です。

Google Cloud は今年 8 月に Harvard Global Health Institute とのパートナーシップのもとで COVID-19 Public Forecasts を公開しました。このサービスは予測開始日から将来 14 日間における米国内の COVID-19(新型コロナウイルス感染症)陽性者数や死亡者数などの予測を提供しています。この度、本サービスを日本にも拡張し、COVID-19 感染予測(日本版)の提供を開始します。日本版では予測開始日から将来 28 日間のあいだに予測される国内の陽性者数や死亡者数等の予測値を表示します。

引用:Google Cloud

なかなかシビアな予測だな、とたまに見ていましたが、現実になってきています

一方では英国や米国など、ワクチン接種で日常が戻りつつある報道を見て希望が湧いてきます。

複数で外飲みすることが、こんなに特別なことになるなんて。今年中に行けることを期待しています。

税込み価格表示に変更しました

2021年4月から消費税を含む総額表示をする事が義務化されることに伴い、ホームページ上の掲載価格を税込み表示に変更いたしました

元々の税抜料金に変更はございません。
今後ともなかきた歯科クリニックをご愛顧いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。
とはいえ、去年の暮れ頃から北海道は少し落ち着いたものの、東京を筆頭に本州のコロ
ナの収まりがなかなかつきません。今年もコロナ次第という感じです。

 ところで、歯科医院で患者と診療者側の間の感染の報告はほとんどありません。これ
は、マスクの正しい装着と目の保護、手洗いの徹底で、かなりリスクが減ることを示唆し
ていると思います。

外で見ていて気になるのは、マスクの取り扱い方(着脱や一時的に外すときの保管方法など)や手でいろいろなところ(とくに顔)に触れることなどです。複数での飲食ではリスクを若干高めると思いますが、やはり一人一人の意識の持ち方が大事なんだろうと思います。

もう一点付け加えるならば、歯科関連の従事者は口腔衛生に対して一般の方よりも意識が高い対応をしていることもあるかもしれません。歯周病菌の持つ酵素が、ウィルスの突起に働き「スイッチを入れ」体内に入りこみやすくする可能性についての報告なども出てきています

当院ではコロナを「正しく」恐れ、十分な対策を取って診療していく所存です。
本年も宜しくお願い致します。

12月の医院からのお知らせ

年末年始休診

 12月29日(火)から2021年1月4日(月)まで
年末年始休診とさせていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。

PCR検査について

当院では歯周病治療の一環として歯周病原因菌のPCR検査を行い、状態を把握し歯周病寛解の一助とすることがあります。

当HPでも紹介しているのですが、最近コロナのPCR検査をやっていると勘違いされて電話で確認してこられる方がそこそこおられます。

おそらくグーグル等でPCR検査などで検索したときに当院のHPがひょっこり出てしまうことがあるのかと推察されます。

HPトップページにも歯周病原因菌のPCR検査であることを明記することにしました。ご時世だなと感じます。

健康は健口から

人間の歯の数は親知らずを含めないと28本が標準的な数です。
焼き肉が好きな方も多いと思いますが、美味しい焼き肉も歯がないと食べることができませんね。

例えば、このような焼肉定食。


焼き肉や繊維のある生野菜、漬物などは20本以上の歯がないときちんと噛んで食べることができないと言われています。

ということは、9本以上歯を失うとこのおいしそうな定食の右側半分は食べられなくなってしまうということですね。

また、「食事がとてもおいしい」と感じている人は平均20本の歯が残っていたのに対し、「おいしくない」と感じている人は平均11本しか残っていない、という調査結果もあります。

2016年の厚生労働省の調査では65~74歳までは残存歯平均20本を保っていますが、後期高齢者となる75歳以上になると約16本まで減ってしまっています。また、後期高齢者の約3割の人が総入れ歯を使用しています。

できることならいつまでも自分の歯でおいしく好きなものを食べられる生活がしたいですね。


年を重ねてからもより多く自分の歯を残すためには、若い頃からお手入れをしっかり行っていくことが非常に大切

歯を失う原因は4割が歯周病、3割がむし歯です。歯を失う原因の実に7割は歯科で定期検診を受けることで早期発見・治療が可能なのです。

「年をとったら入れ歯になるのが当たり前」でしょうか…?

いつまでも好物が食べられる生活を目標に今からしっかりケアをしていきましょう!

とはいえ重度の歯周病でグラグラの歯で食事をとるよりも、残せない歯は抜歯をしてちゃんとした入れ歯を入れることによってかなり食べる機能は回復します。歯がなくなったらもう終わり、ではありません。

フレイル予防のためにもどのような状況でも機能回復は必要です。私たちにご相談ください。

11月の診療スケジュール

11月は暦通り診察いたします。
どうぞよろしくお願いいたします。

日曜、祝日は休診となっております。

定期健診を受けていますか?

冬はすぐそこまでやってきました。そろそろタイヤ交換の時期ですね。これから湿度が夏場よりも下がるので、インフルエンザも気を付けないといけないし、コロナ対策は引き続き必要です。

さて、みなさんは歯科にはどのような時に行きますか?

「歯が痛い時」
「歯肉が腫れた・出血した」
「つめものやかぶせものが取れてしまった」

など、何か困ったことが起きてから行く場所だと思っていませんか?

日本歯科医師会が公表している全国の15~79歳の男女1万人を対象に行ったインターネット調査歯科医療に関する生活者調査の結果によると、歯科治療経験者の63%はかかりつけ歯科医がいると答えながらも、定期的に歯科受診をしている人はわずか31%でした。

「これまでの人生を振り返ってもっと早く健診や治療をうけておけば良かったと思っている」のは75.7%という結果も出ています。

また、日本・アメリカ・スウェーデン 3カ国のオーラルケア意識調査Vol.1によると、歯の健診目的での 直近1年間の受診回数について、次のような結果が出ています。

・直近1年間の受診回数について「1回~2回」という回答
日本30.4%、アメリカ55.4%、スウェーデン65.5%

・「受けていない」という回答
それぞれ57.5%、35.1%、32.4%

アメリカやスウェーデンでは多くの人が痛くなる前、何か不都合が起きる前に歯科に行くことがわかりますが、それに比べ日本ではその「予防」の意識が低いといえます

もちろん日本でもここ数年で予防に対する意識は向上していると言われています。

まだお口の中が健康な頃から定期健診を受けておくのとそうでないのは、歳を重ねてからの残存歯数や歯肉の健康に大きな差がでます。それはまた、健康寿命や、おいしく食事をとる、会話を楽しむ…という「毎日をどのように過ごすことができるか」ということにも大きく影響するのです。

日々忙しく過ごしていらっしゃるとは思いますが、「未来の自分へのプレゼント」のためにぜひ時間をとって定期健診を受けてください

 

というのも、以下のようなことが報告されてきているのです。

★歯周病菌が認知症の原因に?

日本人の成人、約8割がかかるとされる「歯周病」。怖いのは、歯を失う原因になるだけでなく、糖尿病、心筋梗塞、脳梗塞、動脈硬化、誤嚥性肺炎、早産・低体重児出産など、様々な病気の発症と深く関わっていることです。

そして、歯周病菌が認知症の7割を占めるアルツハイマー病の原因菌の一つと考えられています

 アルツハイマー病は「Aβ(アミロイドベータ)」などの異常なたんぱく質が長年、少しずつ脳に蓄積することで発症し、症状が進行するとされています。そして、歯周病の原因菌やその毒素が歯ぐきの血管から体内に入ることで、このAβが体内でつくられ脳に蓄積することが分かりました。

九州大学や北京理工大(中国)などの研究チームが、マウスの腹の内部に3週間、歯周病菌を直接投与して感染させたうえで正常なマウスと比較しところ、歯周病菌に感染したマウスの脳血管の表面では、Aβを脳内に運ぶ「受容体」と呼ばれるたんぱく質の数が約2倍に増えており、脳細胞へのAβの蓄積量も10倍に増えていました。

認知症の治療方法は未だに確立されていませんが、正しい歯磨きと、歯科医院での定期検診で認知症の予防効果が期待できます

最近行った講習会について

コロナのために、2月からずっと本州での講習会は自重しており、札幌での講習会にスタッフの衛生士1名と一緒に、7月に一回ソーシャルディスタンス遵守しつつ受講しました。

7月12日 0歳から始める食育・息育・足育包括予防 (札幌) 西川 岳儀先生


MFAやVキッズなど他のセミナーでも言われていることですが、口腔機能の発達不足は0歳から始まっています。そして口腔機能は全身の発育と共に育まれます。そこでこのセミナーでは、食育 息育 足育として正しい食べ方、呼吸、姿勢作りのサポートについてレクチャーしています。

0歳からの乳の与え方、腹ばいでの遊ばせでの体軸の整え、抱っこの仕方(抱っこひもの正しい使い方)など、こういったことの積み重ねで歯列不正の原因である口呼吸(唇が半開きになる「お口ポカン」)が新生児の頃から始まっていくのを予防しようと試みます。

離乳食、食事の時の姿勢、正しい嚥下、そして正しい靴の選び方、履き方など多岐にわたる説明があり、同行した衛生士にも好評でした。

他にも札幌での講習会申し込んでいたのですが、2回開催中止になってしまいました。

最近は、WEBセミナ-(ウェビナー。PCやスマホ等で参加する講習会です)の形で講習会が行われることが多くなりました。これで歯科のいろいろなジャンルのものを、主に自宅で拝聴しています。簡便ですし利用はかなりするのですが、、、

自分的にはやはり講習会場に行って聞きたいと思います。意志が弱いせいか、自宅等ではいまいち真剣味に欠けて頭に入りにくい感じがします。とくに無料のWEB講習などでは、いつの間にか寝落ちすることもしばしばあります(内容がつまらないときですけど)。

アナログタイプなので、現地の講習会場までわざわざ出向くことでスイッチが入りやすい。とはいえ、慣れていかざるを得ないのかなとも思いますが・・

来年は状況を見つつ、講習会にも少しは足を運べればよいな、と思っています。

・マイナスイオン


今年5月に勧められて、マイナスイオンも出るという空気清浄機を購入し、診療室に設置しました。滝の近くはマイナスイオンが多く、リラックス効果が期待でき、さらに清浄機のマイナスイオンは臭いやほこり、細菌に対しても減らすことが出来る、という触れ込みでした。身体に悪いものでなければ、気休めでもいいかと思い、設置。

さらに、別のマイナスイオン送風機なども、換気用を兼ねて導入してみました。少しでも効果が出ることを期待しています。もちろんこれ頼みというわけでは決してなく、正攻法の感染防止対策をしっかり取ったうえでのことです。

夏季休診のご案内

8月12日(水)から16日(日)まで、夏季休診とさせていただきます。

8月、9月のその他の日程は暦通りの診療となります。
どうぞよろしくお願いいたします。

みんなで乗り切りましょう!

新型コロナは気温、湿度が高い夏になっても人が動くと一向に下火にならず、このまま秋冬になるとどうなるのか心配ではあります。

わずかな救いは今の東京、埼玉型といわれるウィルスの毒性が欧州型と比べてやや弱そうなことでしょうか。

集団免疫を付ける方法を取らないならば、かからないように注意するしかありません。

鶴見大学の花田教授らは重症化の原因の一つとして口腔内細菌(悪玉菌)の相乗効果について述べています。

完全な裏付けに乏しい面もあるのですが、真実ならば歯科での定期検診でクリーニングして細菌の量を減らすことは不要不急の処置とは言えないということになります。

誤嚥性肺炎予防だけではなく、インフルエンザ、新型コロナウィルスでも同じことが言えるのです。(かかりにくく、かかっても重症化を防ぐ可能性がある)

花田教授は虫歯、歯周病の治療での方法として3DS療法の提唱者でもあります。

基本的にはマウスピースに薬剤を塗布して口腔内悪玉菌の除菌を図る治療法です。

ただ、3DSのやり方についてはいくつかの変法があります。

いずれにしても歯周病の状態の把握が必要で、それには歯周病菌のPCR法による細菌検査が必要です(コロナのPCR検査とは全く別物です)。

悪玉菌がそれほどいないようであれば花田先生の元々のやり方でよいのですが、いわゆる悪玉のPG菌などが検出された場合は3DSでも迅速に根絶して効果を出すことは困難です。(基本的に花田先生は3DSを治療後もずっと家庭で続けることを前提とされています。その場合は除菌が成立する可能性はあります。)

悪玉菌がある程度いる場合は花田先生の同門の武内先生の3DS療法のほうが、より効果的と考えています。

抗菌薬の内服と、マウスピースに使用する薬剤も異なります。

現在当院でお薦めしているのは歯周内科的療法で、これは途中まで武内先生と変わりません。

歯周病菌をPCR検査で同定して、効果的な抗菌薬をしばらく服用していただき、それとともに口腔内の徹底的な清浄化をいろいろなツールを用いて行います(抗菌薬の内服はピロリ菌の除菌と同じ論理ですが、口腔内の特殊性から内服だけで除菌は成立しにくいため)。

これらをだいたい数回の来院で行いますが、自費診療となりなかでもPCR検査は術前と術後の確認に必須です。

通常は歯周内科的治療である程度の効果は見込めるので、一応当院では現在は3DS療法というより歯周内科的治療で行っております。

ただし、喫煙者であるとか、その他様々な条件が絡んでくると、必ず除菌が成立するわけでは残念ながらありません。

また、歯周病はある意味で「水虫」と似たようなものと考えていただくとイメージしやすいかもしれません。

ケースによっては再感染しやすいのです。

例えばご家族からですとか。

いずれにしても清潔さが健康の維持には必要です。みんなで乗り切りましょう。