舌苔がつきやすいお口とケアについて

東区元町駅前の歯医者、なかきた歯科クリニックです。今回は舌苔とメタボリックドミノについて少しお伝えします。

札幌もいい季節に入ってきたのを実感します。ほどほどに暑い夏になってほしいものです。

 

 鏡で舌を見てみると白っぽい苔のようなものがついていて、気になったことはありませんか?

これは「舌苔(ぜったい)というものです。

これは、食べカスや舌からはがれた皮、細菌などが舌のデコボコに入り込んで付着しているものです。通常だと唾液の洗浄力などで気にならない程度になっているものですが、以下のような方は注意が必要です。

 

・唾液が少ない

・舌の力が弱い

・口呼吸をしている

・咀嚼回数が少ない

・口を動かすことが少ない  等

 舌苔は多少ついているくらいが正常ですが、多くなってくると口臭、食べづらさ、話しづらさを感じたり、味覚障害、舌炎などの症状が現れます

また、抗生剤を服用していると黒いものがつくことがありますが、これは「黒毛舌(こくもうぜつ)」といい、抗生剤の服用をやめれば自然に治ることがほとんどです。

  舌苔のなかには細菌が多く存在していて、これは特に高齢者の誤嚥性肺炎のリスクを高めます。高齢者は舌苔の蓄積が起きやすいので、日頃から舌苔をためないよう注意し、必要な舌のケアを行うようにしましょう。

 舌のケアは歯ブラシ(できれば舌ケア用のブラシ)で奥から手前になでるように優しく行いましょう。正常な舌は全体がきれいなピンク、もしくは少し暗いピンクでしっとりやわらかく、中心にうっすら白い苔がついています。 

苔を全部とらなくては…とゴシゴシこするのは絶対にやめましょう!やりすぎはかえって舌を痛め、逆効果です。 

でもやっぱり舌苔が気になる、たくさんついてしまっている…など、気になるようでしたら、まずは歯科でご相談ください。適切なケアの方法をお伝えします!

 

 

6月の医院からのお知らせ

札幌市東区の歯医者、なかきた歯科クリニックからのお知らせページです。

6月・7月の休診日について

6月3日(土)、7日(水)、17日(土)、21日(水)

7月1(土)、5日(水)、15日(土)、19日(水)、29日(土)


他日曜日です。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

 

レントゲン撮影ってどうして必要なの?

元町駅前の歯医者、なかきた歯科クリニックのブログページです。

歯科ではレントゲンを撮ることがよくあります。

「むし歯ができているのは歯を見ればわかるはずなのに…」
「歯石をとってほしいだけなのに…」
「必要のない、無駄な検査をされているのでは!?」

と思われている方ももしかしたらいらっしゃるかもしれません。
もちろん、むし歯ができていること、歯石がついていることは歯科医師が診ればわかりますが、実は歯科治療では直接目で見えない部分の情報がとても大切なのです。

レントゲンはその直接目で見えない部分の情報を得るために行う検査です。レントゲンでわかることには主にこのようなことがあります。

◎むし歯

むし歯の進行度、詰め物やかぶせ物に二次むし歯の原因となる隙間や段差ができていないか、また、その下にむし歯ができていないかなどの確認を行います。

お口の状況によっては1年以内くらいにレントゲンで変化が出る場合があります。例えば親元を離れて一人暮らしを始めたときに食習慣が乱れたり歯磨きがおざなりになると以前はなかったところに虫歯が発生することがあります。

歯と歯が接触する横の面の虫歯は直接には見えにくいですがレントゲンで確認できることも多いです。

◎根っこの状態、破折

むし歯が進行すると根っこに炎症を起こしたり、膿がたまったりすることがあります。また、歯冠部や根っこの割れやひびもレントゲンで確認することができます。

◎歯周病

歯周病は進行するにつれ、歯と歯肉がはがれて隙間が大きくなり、歯肉の下にも歯石がつきます。また、歯を支える顎の骨が次第に吸収されて歯がグラグラになり、最後には歯が抜けてしまいます。レントゲンは、そのような歯周病の進行状態の確認に有効な手段です。

◎顎関節症

顎関節のズレや変形などを確認し、顎がカクカク鳴ったり、痛みが生じたりする原因を調べることができる場合があります。

その他、歯肉の下に埋まっている歯の確認や歯並びなど、さまざまな情報をレントゲンから得ることができます。

心配される方が多い被ばくについては、自然界で1年に受けている量が約1.5mSvなのに対し、歯科でのレントゲンは種類にもよりますが0.01~0.03mSvほどと、わずかな量です。当院は線量が少ないデジタルレントゲンです。

歯科治療にとってレントゲンは必要不可欠なものです。安心して検査を受けてくださいね。

もちろん、ご質問や不安なことがありましたら遠慮なくお声がけください。

5月の医院からのお知らせ

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ゴールデンウイークと5・6月の休診日について

4月29日(土)、30日(日)

5月3(水)~7日(日)、10日(水)、20日(土・横浜の補綴学会出席予定)、24日(水)

6月3日(土)、7日(水)、17日(土)、21日(水)


他日曜日です。

どうぞ、よろしくお願いいたします。


皆様へのお願い

5月よりコロナは5類移行となりますが、当院は医療機関ですので当面の間は待合室では会話は控えめにしてマスク着用の継続をお願いします。
 
北海道でも再び感染者が徐々に増える傾向にあります。第9期は結構な規模になるとの予測もあり、致死率は低いといえども罹った人は休まなくてはいけません。
 
やれやれですがよろしくお願いいたします。

 

お口を清潔に保ってウイルスを嫌がらせよう

東区元町駅前のなかきた歯科クリニックです。

いよいよ冬も本番です。

この冬も出だしは札幌の雪はそれほど多くないものの、長期予報では大変だった去年並みというような話もあり、どこかでドカッとくるのでしょうか。

年が明ければ受験シーズン到来です。受験生の皆さんやご家族はインフルエンザや新型コロナウイルスなどの感染予防対策が心配ですね。
感染予防と言えば手洗いうがいは基本ですが、最近では歯みがきや口腔ケアをしっかりと行うことが、感染リスクを下げるということがわかってきています。

インフルエンザなどのウイルスは、喉や気道の粘膜に付着し侵入します

その際、口の中の細菌は、プロテアーゼと呼ばれる酵素を出して、インフルエンザウイルスが粘膜から細胞に侵入する手助けをするのです。つまり、お口の中が不潔な状態でお口の中の細菌数が増えていると、ウイルスを手助けしやすくなり、感染リスクが高くなるのです。

もちろんコロナも同じです。口の中の細菌の住み家は主にプラーク(歯垢)です。プラークは毎日の歯磨きで取り除きましょう。

また、歯磨きでは取り除けない汚れ(バイオフィルムや歯石など)は、歯科医院にて定期的なケアをお勧めします。

年末年始の医院からのお知らせ

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冬季休診について

 

2022年12月28日(水)2023年1月4日(水)まで、

冬季休診とさせていただきます。

どうぞ、よろしくお願いいたします。


2023年,1月の休診日

9日(月)、14日(土)、18日(水)、25日(水)
どうぞよろしくお願いいたします。

 

みんな一度はなっている「口内炎」について

札幌市東区の歯医者、なかきた歯科クリニックからのお知らせページです。

まぶしい日差しの中、真っ青な空の白い入道雲を見ると夏が来たことを実感します。暑い日が続きますが、その中にも夏のすがすがしさを感じていけたら良いですね。

口腔内に起こりやすい疾患に口内炎があります。

お口の中の小さな炎症ですが、しゃべるだけで痛いし、痛くて食事が摂りにくいし、治るまで本当に憂鬱ですよね

一口に「口内炎」と言っても、さまざまな種類があることをご存知ですか?その内のいくつかを取り上げてみたいと思います。

◆アフタ性口内炎

名前を聞いたことがある方も多いと思います。疲れストレス栄養の偏り等が原因と考えられています。

頬の内側、口唇の裏側、舌、歯肉などに発症し、白っぽい円形の炎症が起こります10日~2週間程度で自然に治癒します。

◆カタル(外傷)性口内炎

義歯や矯正器具親知らず等が当たったり食事中に頬の粘膜を噛んでしまった時などに起こる炎症ですアフタ性とは違い、赤く腫れるのが特徴。

◆ヘルペス性口内炎

普段から体内にいるヘルペスウイルスコクサッキーウイルスが、疲れが溜まったり、体調不良の時などに顔を出します発熱だるさを伴い、痛みが強く、口腔内の色々な場所に水膨れができます。口唇に発症したものを「口唇ヘルペス」といいます。

◆カンジダ性口内炎

真菌主にカンジダ)が原因で発症します。
口腔内のいたるところに苔のような白いものが付着し、赤くただれ、除去すると痛みがあり、出血することもあります。
カンジダ菌は口腔内に常在する菌ですが、こちらもやはり疲れストレスなどで発症しやすくなりますが、他の病気や服薬が原因だったり、体力がない乳幼児高齢者にもみられます

 口内炎を防ぐために日頃から自分でできることは、「疲れやストレスを溜めない」「バランスの取れた食事を摂る」「お口の中を清潔に保つ」ことです。

また、2週間ほど経っても治らない、繰り返し発症する徐々に大きくなっているしこりのようになっている、などの場合は口腔がんなど、他の病気の場合もあります。そのような場合は放置せず、早めに受診してくださいね

 

8月の医院からのお知らせ

札幌市東区の歯医者、なかきた歯科クリニックからの休診日のお知らせページです。

 

8月の休診日

11日(木)~15日(月) お盆休み 
3日(水)・20日(土)・24日(水) 
休診日
どうぞよろしくお願いいたします。

6月の医院からのお知らせ


6月の休診日

水曜日 1日・15日・29日
土曜日 11日・25日
上記の日程は、休診とさせていただきます。
ご迷惑をおかけいたしますが、ご了承ください。

虫歯予防の日

こんにちは。なかきた歯科クリニックです。

6月4むし歯予防の日

そしてこの日から1週間は「歯と口の健康週間」です。

日本人は毎日歯を磨いている人がとても多い国ですが、習慣として漫然と磨いていることが多く、磨いている割にはむし歯ができてしまう、という問題があります。

そこで今回はクイズ形式むし歯予防についての知識を深めてみましょう!

Q1. 一番むし歯になりやすい歯は?

A.前歯   B.犬歯   C.臼歯

Q2. むし歯になりやすい場所は?

A.歯の凸凹  B.歯と歯の境目  C.歯と歯肉の境目

Q3. 歯ブラシだけで落ちる歯垢は全体の…?

A.60% B.70% C.80%

Q4. 歯磨きのあとのうがいは?

A.たくさんの水でしっかり何度もした方が良い

B.少量の水で1~2回で良い

Q5. 歯科に来るのは?

A.お口のトラブルが出てからで十分!

B.定期的に検診を受け、メインテナンスを受けたほうが良い

≪答え≫
Q1. 一番むし歯になりやすい歯は?
  C. 臼歯

親知らずもとてもむし歯になりやすいので、少しでも顔を出している場合はしっかり磨いてあげましょう!

 

Q2. むし歯になりやすい場所は?
  A. 歯の凸凹  B.歯と歯の境目  C.歯と歯肉の境目

全部正解です!優しい力で小刻みに歯ブラシを動かして、意識的にしっかり磨いてくださいね。歯並びが悪い場所、詰め物・かぶせ物の周囲も注意が必要です。

 

Q3.  歯ブラシだけで落ちる歯垢は全体の…?
  A.60%

歯ブラシだけでは歯垢除去能力に限界があります。歯ブラシが届かない・入れない場所はデンタルフロスや歯間ブラシ等を用いると80~90%ほどにアップします!

 

Q4. 歯磨きのあとのうがいは
  B.少量の水で1~2回で良い

Aのようにしっかりうがいをしたくなるところですが、歯磨き剤に含まれるフッ素がお口の中から流れ出てしまいます。フッ素をお口の中に留め、定着させることがポイントです。

 

Q5. 歯科に来るのは
  B.定期的に検診を受け、メインテナンスを受けたほうが良い

これはトラブルが出る前に予防した方が良いに決まっていますね!
最近は定期検診・定期メインテナンスにいらっしゃる方が増えていますが、痛みなどの症状が出てからの方がまだまだ多いのが現状。
症状がないとつい後回しにしてしまいますが、歯科に来る日数や費用、お口や身体の健康を人生の中のトータルで考えると定期検診・定期メインテナンスを受けた方が断然お得です!

いかがでしたか?
ちょっとした知識ですが、頭の片隅に置いておいてくださいね。毎日の積み重ねで大きな違いになりますよ!